Wordのページ数が多い場合に目次を作成すると文書・資料・レポートなどの見出しの確認が簡単にできます。また、目次を利用すると目的のページへ素早く移動するこもできます。Wordの目次を作成する方法や編集・削除・更新方法を詳しく解説します。
Wordで目次を作成するメリット
Wordの文章もページ数が多くなると、知りたい情報を探すのに、手間と時間が掛かります。
Wordの目次には、ページへのリンク機能があり、素早く目的の情報へアクセスすることができます。
★目次作成のメリット①
目次の項目から任意のページへ素早く移動することができます。
★目次作成のメリット②
ページ数が多い複数の文書・資料・レポートなどの編集作業が速くできる。
★目次作成のメリット③
ページごとの文書・資料・レポートなどの内容が一目でわかる。
✨Wordで作成した目次
Wordで目次を作成する方法
Wordでは、次の手順に従って目次を作成します。
- STEP1アウトラインレベルを設定
- STEP2見出しのレベルを設定
- STEP3目次を作成
✨目次を作成する前に『アウトラインレベル』を設定します。
Wordで目次を作成するときには事前に【アウトラインレベル(見出しを設定)】をしておく必要があります。
目次の作成方法はたくさんありますが、初心者の方にも優しい簡単な方法を紹介します。
今回はサンプル文書3ページを使用して目次を設定します。
アウトラインレベルの設定方法
目次を作成する前に『アウトラインレベル』を設定し、各段落が「見出し」か「本文」かを区別し、見出しのスタイルを階層的に表示するための機能です。
第一章『レベル1』
第一節『レベル2』
第一項『レベル3』
見出し(レベル1)を設定する方法
🥉手順①:アウトラインレベルの第一章『レベル1』となる箇所を範囲選択します。
【Ctrl】キーを押しながらマウスで選択します。
🥉手順②:Wordのリボンから『参考資料』を選択し【テキストの追加】をクリックします。
🥉手順③:『テキストの追加』から【レベル1】を選択します。
アウトラインレベルの第一章『レベル1』の設定が完了しました。
第一章『レベル1』の見出しの先頭に【・】中点が表示されていることを確認します。
見出し(レベル2)を設定する方法
🥉手順①:アウトラインレベル第一節『レベル2』となる見出しの先頭行に【カーソル】を移動します。
🥉手順②:Wordのリボンから『参考資料』を選択し【テキストの追加】をクリックします。
🥉手順③:『テキストの追加』から【レベル2】を選択します。
アウトラインレベルの第一節『レベル2』の設定が完了しました。
第一節『レベル2』の見出しの先頭行に【・】中点が表示されていることを確認します。
『アウトラインレベル』が設定されると見出しの先頭行に【・】中点が表示されます。
目次の作り方
『アウトラインレベル』の設定が完了しましたら目次を作成します。
🥉手順①:目次を作成する場所にカーソルを移動します。今回はタイトル直下に目次を作成します。
🥉手順②:Wordのリボンから【参考資料】タブを選択し【目次】を選択します。
🥉手順③:目次のメニューから【自動作成の目次2】を選択します。
※目次を自動作成すると目次のリンクも自動的に作成されます。
目次を編集・更新する方法
目次を作成後に新たに見出しを追加または削除した場合は、目次を更新する必要があります。
目次の更新方法を解説します。
今回は例として、目次専用ページを作成する前に、目次を編集して『ページ番号』を更新します。
■作成された目次を更新してページ番号を正しく反映させます。
🥉手順①:目次を選択しWordのリボンから『参考資料』を選択し【目次の更新】を選択します。
※別の方法:作成した目次の上部の【目次の更新】をクリックすることでも『目次の更新』が実行できます。
🥉手順②:『目次の更新』の種類を選択します。
✨目次をすべて更新する
見出しのテキストの更新とページの変更内容も反映されます。
✨ページ番号だけを更新する
見出しがオンになっているページだけが更新され見出しのテキストに対する変更は除外されます。。
目次専用ページを作成する方法
目次のページの文末部分に本文が残っていますので『ページ区切り』を使用して本文を、次のページへ移動します。
🥉手順①:移動する文頭へカーソルを移動します。
🥉手順②:Wordのリボンから【レイアウト】タブを選択し【区切り】を選択します。
🥉手順③:『ページ区切り』のメニューから【改ページ】を選択します。
■目次専用ページが完成しました。
目次の使い方
目次ページにはリンク機能があり指定のページは移動できます。
🥉手順①:目次のページから指定した見出しのページへ移動するには【Ctrl】+マウスで目次を選択し👆マークが出現したらクリックすると指定したページへ移動できます。
目次を削除する方法
作成した目次はいつでも削除することができます。
🥉手順①:Wordのリボンから【参考資料】を選択し【目次】を選択します。
🥉手順②:目次のメニューから【目次の削除】を選択します。
改ページを作成する方法
目次の削除に伴う不具合を修正します。
目次を作成した文書に『改ページ』が挿入されている場合は『目次』を削除すると改ページが目次の最上部へ自動的に移動します。
目次を削除した直後はカーソルだけが表示されていますので『改ページ記号』を表示させて削除します。
🥉手順①:Wordのリボンの『ホーム』タブの『段落』グループから【編集記号の表示/非常時】をクリックします。
■このように『改ページ記号』が表示されす。
🥉手順②:『改ページ記号』の文頭にカーソルを移動し【Delete】キーを押します。
『改ページ記号』を削除すると本文がTOPページのタイトル直下に移動しました。
アウトラインレベルを解除する方法
アウトラインレベルを解除して見出しの左側にある『黒点』を削除します。
🥉手順①:『黒点』がある見出しのすべてを『範囲選択』します。
🥉手順②:Wordリボンの『ホーム』タブの『スタイル』グループの【標準】を選択します。
■目次が削除され編集前の文書に戻りました。
最後まで読んで頂きありがとうございます!