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BW55T:オムロン・無停電電源装置(UPS)レビュー

PC周辺機器
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パソコンや家電などを突然の停電から保護するには無停電電源装置(UPS)が必要不可欠です。無停電電源装置も様々な機種がありどれを選んでいいのか迷いますよね。オムロン製の無停電電源装置(UPS)BW55Tを約2年間使用したときの感想をお伝えします!

この記事は次の様な人におすすめ

★パソコンを停電や落雷から保護したい
★無停電電源装置どれを選べばよいか分からない
★ オムロン【BW55T】と APC【BR550S-JP E】 のUPSの比較を見てみたい
★無停電電源装置【BW55T】について詳しく知りたい

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無停電電源装置(UPS)とは

無停電電源装置(UPS)とは、停電などにより電力が断たれた場合でも電力を一定時間パソコンへ供給し続ける電源装置のことをいいます。

無停電電源装置(UPS)内部のバッテリーに蓄電された電力から家電やパソコンへ電力を一定時間供給することができます。

無停電電源装置(UPS)を購入した理由

私自身も雷と停電により過去にパソコンが故障した経験があるので、万が一に備えて無停電電源装置(UPS)オムロンのBW55Tを使用しています。

最近のパソコンは停電による影響は少なくなったものの台風や豪雨などの影響により停電が頻発するとパソコンや家電に不具合が発生する可能性は否定できません。

特にデスクトップPCにはバッテリーがないため突然の停電により、パソコンが強制シャットダウンを起こすこともあり、 最悪の場合はパソコンの故障に繋がります。

無停電電源装置(UPS)のメリット

家電製品やパソコン・ルーター・テレビ・精密機器・医療機器などを停電や雷による故障から保護できます。

全国の年間停電回数は1軒あたり、平均0.05~0.15回位、発生しています。

※台風や雷が発生した時に、家電の電源をコンセントから抜いておくと、より確実な保護になります。

無停電電源装置(UPS)の給電方式の特徴と選び方

無停電電源装置(UPS)の出力波形には『正弦波』と『短形波』の2種類があります。

正弦波は、すべてのパソコン・サーバーで使用することができますが、『短形波』は、価格は安い反面、対応していないパソコンもあり注意が必要です。

無停電電源装置(UPS)を選ぶポイント

ポイント①正弦波の機種

ポイント②:停電時の電源供給時間が最低でも5分間以上

ポイント③雷サージ保護回路付きの機種

ポイント④:バッテリーの寿命が3年以上

ポイント⑤:保証期間が長い(3年以上

正弦波と短形波とは

✨正弦波:家庭用コンセントとほぼ同じで出力波形が滑らか。

✨矩形波:出力波形が角ばっていて精密機械には向いていない。

常時商用給電方式常時インバーター方式ラインインタラクティブ方式
通常時はコンセントからの
給電で停電時はバッテリー給電に切り替わります。
通常時も停電時も常にバッテリーから給電します。基本的には「常時商用給電方式」と
同じですが自動電圧調整器により出力電圧の安定性があります。

常時商用給電方式

長所:コンパクトでコストパフォーマンスが良い

短所:停電時の電力切り替え時に瞬電を伴う

常時インバーター方式

長所:停電時の瞬断がなく正弦波出力を安定供給できる

短所:本体が大型で高コスト

ラインインタラクティブ方式

長所:電圧調整機能がありシンプルでコストパフォーマンスが良い

短所:停電時に瞬断を伴い電圧変動が多いとバッテリーの消耗が多い

無停電電源装置(UPS)BW55Tレビュー

BW55Tを購入して約2年間が経過していますが、現在まで正常に安定動作しています。

使用環境はモニター2台とパソコン1台を無停電電源装置(UPS)に接続しています。

無停電電源装置(UPS)の設置場所は、パソコンデスクの左下の床の上に設置していますが、本体がコンパクトで邪魔になりません。

■本体サイズ:幅9cm高さ16.5cm奥行29cm

【BW55Tの右斜め上】

■本体背面に電源出力コンセントが4か所あります。

【BW55Tの正面】

■本体前面には電源ボタンがあり、液晶パネルには出力電圧と負荷レベルが表示されています。

BW55Tの本体は冷たく発熱もありません。

■無停電電源装置(UPS)本体の左側と上部に吸気口があります。

BW55T本体の各部名称

■無停電電源装置(UPS)本体の各部名称

A:ディスプレイ
B:「ブザー停止/決定」ボタン
C:「選択」ボタン
D:「電源」ボタン
E:操作表示部

■無停電電源装置(UPS)本体の各部名称

A:USB/接点ポート
B:電力出力コンセント
C:AC入力過電流保護スイッチ
D:AC電源コード
E:「AC入力」プラグ

BW55Tの特徴

停電時の電力供給時間

接続する機器の消費電力によってバッテリーの電力供給時間が異なります。

■例:デスクトップPC1台とモニター1台の一般的な消費電力

パソコン:50W~200W

モニター:13W~50W

合計消費電力:60W~250W

平均消費電力が、約150Wとして下記の表では停電時に、約13分間の給電が可能ですので、その間にパソコンの電源を切ることができパソコンを保護できます。

バッテリーの寿命

本体に内蔵されているバッテリーは、交換が可能ですが交換用のバッテリーの価格が高額なため、バッテリーの値段によっては、その他の電子部品の消耗率を考えると、BW55T本体を購入した方が良いケースもあると思います。

周囲温度期待寿命
25℃5年
30℃3.5年
40℃1.7年

オムロンUPS純正ソフトウェア

『Power Act Pro Master Agent』ソフトウェアは、ネットワークに対応した自動シャットダウンや、遠隔操作によるモバイル端末から、ネットワーク上の端末の稼働状況を監視することができます。

対応OS:Windows/Linux/Macintosh/Unixs

停電時にパソコンを自動的にシャットダウンする

付属のCD-ROMは、オムロン公式サイトから、ダウンロードして使用することができます。

パソコンから席を外している時に急な停電から、パソコンを保護するためのソフトウェアです。

無停電電源装置(UPS)の状態を監視するソフトウェア

製品に付属のCD-ROMからパソコンへインストールできます。

無停電電源装置の使用状況を確認することができます。

無停電電源装置(UPS)レビューまとめ

私も無停電電源装置(UPS)を、選ぶ際は随分と悩みました。

価格が安い機種は正弦波でないものもあり、バッテリー持ちや性能面で見劣りします。

オムロン【BW55T】を選んだ理由

無停電電源装置で有名なAPC製とオムロン製は、どちらも評判が良く、どちらを購入するか最後まで悩みました。

最終的にオムロンのBW55Tに決めた理由は、2万円前後の予算内で、信頼できるメーカー(日本製)であり、3年間の保証付きで、しかもコンパクトで置き場所に困らないという理由からです。

オムロン【BW55T】とAPC【BR550S-JP E】の比較

オムロン【BW55T】とAPC【BR550S-JP E】は、出力コンセント数と保証期間が違います。

左側がオムロン【BW55T】・右側が【BR550S-JP E】です。

接続機器が多い場合は、APC【BR550S-JP E】の方が有利ですね。

(2024年11月17日現在)

仕様オムロン【BW55T】APC【BR550S-JP E】
出力波形正弦波正弦波
バッテリー寿命約5年4年~5年
本体サイズ幅9cm高さ16.5cm奥行29cm幅9cm高さ19cm奥行31cm
出力コンセント数4個3個
雷サージ保護回路
保証期間3年間2年間
価格\19,980(税込)\19,980(税込)

オムロン【BW55T】仕様

メーカー    :オムロン(日本製)
型番      :BW55T
出力波形    :正弦波
出力コンセント数4個
バッテリー寿命 :約5年
本体サイズ   :コンパクト(幅9cm高さ16.5cm奥行29cm)
保証期間    :3年間
電話サポート  :あり
価格      :¥19,980(税込)

オムロン【BW55T】

APC【BR550S-JP E】