Windows11とOfficeをもっと詳しくもっと丁寧に
新着情報はこちら

ファンクションキー【F1~F12】の使い方と設定を切り替える方法!

記事内に広告が含まれています
スポンサーリンク

Windowsパソコンで使用するキーボードの最上段には【F1】~【F12】のファンクションキーが並んでいます。ファンクションキーを使用すると、パソコンの作業効率がアップします。使ってみると便利なファンクションキーの使い方と切り替え方法を紹介します。

この記事は次のような人におすすめ

★ファンクションキーの使い方が知りたい
★ファンクションキーの切り替え方法が知りたい
★パソコンの作業効率をアップしたい

スポンサーリンク
特典のお知らせ
激安パソコン講座【PCHack】のご案内

Windows・Word・Excel・PowerPoint・Outlook・OneDriveの
6科目がセットになったPC初心者向け講座が、43,780円税込で受講できます。
当サイトから、PCHackのオンライン動画講座へお申し込みの方に
特典【PowerPoint入門講座】2021年版図解をプレゼントしています。
詳細はこちら

スポンサーリンク

ファンクションキーの基本操作

ファンクションキーの名前は聞いたことがあるいけど使ったことがない方も多いのではないでしょうか?

ファンクションキーとは、コンピュターに割り当てられた特定の機能を、呼び出して実行するためのキーのことをいいます。

覚えておくと便利なファンクションキー【F1】~【F12】の使い方と切り替え方法を詳しく解説します。

デスクトップPCのファンクションキーの操作方法

デスクトップパソコンでファンクションキーの操作は、キーボード最上段の【F1】~【F12】のファンクションキーを使用します。。

ノートパソコンのファンクションキーの操作方法

ノートパソコンやキーボードの種類によって動作が異なりますが【Fn】モードがロック状態の場合に、ファンクションキーを押すと「サウンドの音量や画面の明るさ」などのマルチメディアキーとして動作するホットキーモード(特殊機能)になります。

Fnモードファンクションキー【F1~F12】として使う場合
ロック状態【Fn】+【F1~F12】
ロック解除【F1~F12】

ノートパソコンでファンクションキーとして使う場合は、キーボードの【Fn】キーを押しながらファンクションキー(F1~F12)を押します。

ファンクションキー【F1】~【F12】の機能

ファンクションキーの【F1】~【F12】には、パソコンのファイル操作や、入力モード切替、ウインドウ操作などの機能が割り当てられています。。

特に【F2】【F6】【F7】【F8】【F9】【F10】【F11】【F12】キーは、文字入力やファイル操作の時短効果が高く作業効率もアップしますので覚えておくと大変便利です。

ファンクションキー機能
【F1】ヘルプを開く(Windowsヘルプ)
【F2】ファイル名・フォルダー名を変更
【F3】ファイルやフォルダーの検索
【F4】直前の操作を繰り返す
【F5】作業中のウインドウを最新の情報に更新
【F6】ひらがなに変換
【F7】全角カタカナに変換
【F8】半角カタカナに変換
【F9】全角英数に変換
【F10】半角英数に変換
【F11】ウインドウの全画面表示
【F12】名前を付けて保存

■初心者向けショートカットキーの覚え方を別の記事で詳しく紹介しています。

ファンクションキーの設定を切り替える方法

ファンクションキーが使えない?

『Fnキーとファンクションキー(F1~F12)の同時押しが面倒くさい』と思ったことはありませんか?

ノートパソコンやキーボードの機種によっては、ファンクションキー(F1~F12)を押したときの動作が「画面の明るさや音量調整」機能として動作する、ホットキーモード(特殊機能)として設定されている場合があります。

ファンクションキー(F1~F12)を押したときの動作を、WindowsやOfficeに割り当てられている標準の機能として使用する場合は、ファンクションキーの設定を切り替える必要があります。

ファンクションキーの設定方法
  • ファンクションキーのロックを切り替える【Fn】+【Esc】
  • Fnモードを切り替える【F Lock】or【Fn Lock】
  • ファンクションキーの設定変更:UEFI(BIOS)

ファンクションキーをロックすると【Fn】キーを押さずに、ファンクションキー単体で、ファンクションキーの標準機能を使用することができます。

①ファンクションキーのロックを切り替える方法

【Fn】+【Esc】

ショートカットキー【Fn】+【Esc】を操作することにより、ファンクションキーのロック有効とロック解除を切り替えることができます。

ロック状態ファンクションキー単体Fn+ファンクションキー単体
ロック有効ファンクションキーマルチメディアキー
ロック解除マルチメディアキーファンクションキー

一般的には、キーボードの【Fn】+【Esc】を同時に押すことにより、ロック状態になり、ファンクションキー単体で押して機能が実行されるようになります。

ノートパソコンのメーカーやキーボードによっては【Fn】+【Shift】を操作することで、ファンクションキーのロック状態を切り替えることができます。

ファンクションキーの状態ファンクションキー単体の動作機能詳細
ファンクションキー
(ロック有効)
F1~F12の機能入力切替・ヘルプ・
ウインドウ操作
ファンクションキー
(ロック解除)
ホットキー(特殊機能)画面の明るさ・音量調整・
メディア再生

②Fnモードを切り替える方法

【F Lock】or【Fn Lock】

キーボードの上部にあるF1~F12のキーは、単体で使用する場合とFnキーを押した状態で使用する場合では役割が異なります。

F Lock(エフロック)またはFn Lock(ファンクションロック)とは、ファンクションキー(F1~F12)を直接押したときの機能を切り替えるためのキーです。

ファンクションキー単体で押して機能を使用できるように、Fnモードを切り替えることができます。

F Lock状態を切り替える方法

【Fn】キーを押しながら【F Lock】キーまたは【Fn Lock】キーを押すと、Fnモードを切り替えることができます。

F Lockがオンの状態のときは、Fnキーが常時押されているのと同じ状態で、ファンクションキー単体(F1~F12)で押しても実際には、Fnキーと併用したときと同じ状態になります。

F Lock状態Fnモードファンクションキーの機能
F Lock機能ONロック状態特殊機能(画面の明るさ・音量調整・メディア再生)
F Lock機能OFFロック解除標準機能(入力切替・ヘルプ・ウインドウ操作)

③ UEFI(BIOS)でファンクションキーの設定を変更する方法

UEFI(BIOS)

UEFI(BIOS)の設定を変更することで、ファンクションキー単体で押したときの動作と、FnキーとF1~F12を併用したときの動作を切り替えることができます。

Hotkey ModeFn+F1~F12ファンクションキー単体
Disabledマルチメディアキーファンクションキー
Enabledファンクションキーマルチメディアキー

UEFI(BIOS)設定は、パソコンのメーカーや機種によって操作方法が異なります。

一般的にノートパソコンのBIOS設定で、ファンクションキーを設定する場合は、Hotkey ModeAction Keys ModeまたはFunction Key Behaviorの項目を、Enabled(有効)またはDisabled(無効)に設定します。

パソコンメーカーBIOS設定項目
レノボHotkey Mode
HPAction Keys Mode
DellFunction Key Behavior

レノボ製ノートパソコンでファンクションキーを設定する方法

ここでは例として、レノボのノートパソコン(ideapad330-15AST)のBIOS設定で、ファンクションキーのロック状態を切り替える方法を解説します。

🥉手順①:パソコンの電源を入れた直後に【F2】を連打してBIOS画面を表示します。

パソコンの機種によっては、BIOS画面を開く方法は【F2】または【Delete】キーを使用します。

🥉手順②:BIOS画面が開きましたら『Configuration』を選択し【Hotkey Mode】の項目を【Disabled】または【Enabled】に設定し『Exit』から【Exit Saving Changes】を選択しBIOSを終了します。

Hotkey Modeファンクションキー単体の動作
Disabled標準機能(入力切替・ヘルプ・ウインドウ操作)
Enabled特殊機能(画面の明るさ・音量調整・メディア再生)

(レノボ ideapad330-15ASTのBIOS画面)

ノートパソコンのファンクションキーのホットキー(特殊機能)

ノートパソコンでは、一般のファンクションキーの機能以外に、ホットキー(メーカー固有の特殊機能)が、割り当てられています。

ノートパソコン搭載の特殊機能を使用する場合は【F Lock機能】がOFFの状態で、ファンクションキー【F1】~【F12】を使用します。

一般のファンクションキーを使用する場合は、ショートカットキー【Fn】+【F1~F12】を使用します。

(レノボ ideapad330-15ASTのファンクションキーの特殊機能)

ファンクションキーF Lock:OFF【特殊機能】
【F1】サウンドのミュート/ミュート解除
【F2】音量レベルを下げる
【F3】音量レベルを上げる
【F4】マイクの有効/無効
【F5】ページの表示を更新する
【F6】タッチパッドを有効/無効
【F7】機内モードの有効/無効
【F8】カメラの有効/無効
【F9】LCD画面をロック/ロック解除
【F10】外部プロジェクターの有効or外部ディスプレイの接続
【F11】表示の明るさを下げる
【F12】表示の明るさを上げる

■Windowsで使える便利な92個のショートカットキーを一覧で紹介しています。

ファンクションキー【F1】~【F12】の機能と使い方

キーボードのファンクションキー【F1】~【F12】の機能と使い方は?

そんな疑問をお持ちの方に、ファンクションキー【F1】~【F12】に個別に割り当てられた機能と、詳しい使い方を紹介します。

ファンクションキー【F1】の機能

ファンクションキー【F1】を使用すると、ヘルプとラーニングを開くことができます。

開いているウインドウによって、表示されるヘルプの内容が異なります。

コントロールパネル【F1】:Windowsのヘルプとラーニング

🥉手順①:コントロールパネルを開いた状態で、ファンクションキー【F1】を押します。

■Windowsのヘルプとラーニングを開くことができます。

ブラウザ(Edge)を起動【F1】:Microsoft Edgeのヘルプとラーニング

■Microsoft Edgeのヘルプとラーニングを開くことができます。

ファンクションキー【F2】の機能

ファンクションキー【F2】キーを使用すると、ファイル名やフォルダー名を簡単に変更することができます。

マウスでファイル名やフォルダー名を変更している方が多いと思いますが、ファンクションキー【F2】を使用することで、時短効果が得られます。

例として、フォルダー名を【キーボード】カタカナから【keyboard】アルファベットに変更する方法を解説します。

🥉手順①:名前を変更したいファイルまたはフォルダーを選択します。

🥉手順②:ファイルまたはフォルダーを選択しましたら、ファンクションキー【F2】を押し任意の名前を入力し【Enter】キーを押します。

今回は例として『keyboard』と入力します。

フォルダー名の【キーボード】から【keyboard】に変更されました。

ファンクションキー【F3】の機能

ファンクションキーの【F3】は、ファイルやフォルダーを検索する時に使います。

通常は、エクスプローラーやフォルダーの検索ボックスに、マウスカーソルを移動させてからファイルやフォルダーを検索しますが、エクスプローラーやフォルダーを開いた瞬間に、ファンクションキーの【F3】キーを押すと検索することができます。

ファンクションキー【F3】を使用してファイルやフォルダーを検索する方法

エクスプローラーでファンクションキー【F3】を使って、ファイルやフォルダーを検索する方法を紹介します。

ファイルを格納しているフォルダー名が分からない場合は、エクスプローラーまたは、データを保存しているドライブから検索します。

🥉手順①:タスクバーのエクスプローラーのアイコンをクリックして【エクスプローラー】を開きます。

ショートカットキーでエクスプローラーを開く方法

ショートカットキー:【Win】+【E】

🥉手順②:エクスプローラーが開きましたら、ファンクションキー【F3】を押します。

🥉手順③:エクスプローラーの右上の検索ボックスに任意のファイル名またはフォルダー名を入力して検索します。

フォルダーからファイルを検索する方法

ファイルを格納しているフォルダーが分かっている場合は、そのフォルダーを開いてからファイルを検索します。

🥉手順①:目的のファイルが格納されたフォルダーを開いて、ファンクションキー【F3】を押します。

🥉手順②:フォルダーの右上の検索ボックスに任意のファイル名を入力して検索します。

ファンクションキー【F4】の機能

ファンクションキー【F4】を使用することにより、パソコンで実行した直前の操作を繰り返すことができます。

Excelで【F4】キーを使用すると、絶対参照のマーク【$】を付けることができます。

F4キーで繰り返せない操作
  • Excelのセルに入力した文字
  • Wordの表以外の文字の入力

ファンクションキー【F4】を使ったExcelの時短テクニック

Excelで表の作成や編集などで、同じ操作を繰り返す場合に、ファンクションキー【F4】を使うと時間と手間を大幅にカットすることができます。

例えば下記の表のように、月の最大売り上げに背景色を付けたい場合に【F4】を使うと便利です。

🥉手順①:背景色を付けたいセルを選択し任意の『塗りつぶしの色』を適用します。

🥉手順②:次に背景色を付けたいセルを選択し、ファンクションキーの【F4】を押します。

🥉手順③:以降は【手順②】と同じ操作を繰り返します。

ファンクションキー【F5】の機能

ファンクションキー【F5】を使用すると、Webページのリロード(再読み込み)を実行し最新の情報に更新することができます。

WordやExcelで、ファンクションキー【F5】を使用して、特定の機能を呼びだすこともできます。

別の方法では、ショートカットキー【Ctrl】+【R】を操作して、Webページの更新を行うことができます。

操作対象【F5】の機能
Webページ最新の情報に更新
Word検索と置換
Excelジャンプ
メモ帳現在の日付と時間を表示

Webページの更新方法

🥉手順①:ブラウザを起動し任意のWebぺージを開きましたら、ファンクションキー【F5】を押します。

Webページの更新マーク【↻】をクリックしても最新の情報に更新することができます。

Wordで使用する方法

🥉手順①:Wordを起動して、ファンクションキー【F5】を押すと【検索と置換】が表示されます。

Excelで使用する方法

🥉手順①:Excelを起動して、ファンクションキー【F5】押すと【ジャンプ】機能が表示されます。

メモ帳で使用する方法

Windowsのメモ帳に記録した日付と時間を記載するときに、ファンクションキー【F5】を使用すると便利です。

🥉手順①:メモ帳を起動して、ファンクションキー【F5】を押すと、現在の【日付と時間】が表示されます。

ファンクションキー【F6】の機能

ファンクションキー【F6】は、ひらがなの文字を誤って、カタカナやアルファベットに変換した際に、元のひらがなに戻す時に使用します。

例えば例①や例②のように、都市名『なごや』と入力して、カタカナ『ナゴヤ』や、半角アルファベット『nagoya』に変化した後に、元の【ひらがな】に戻したい時に【F6】を使います。

例①:なごや➡【F7】ナゴヤ(カタカナ)➡【F6】なごや
例②:なごや➡【F10】nagoya(半角アルファベット)➡【F6】なごや

ひらがなに変換

入力した文字を【F7】【F8】【F9】【F10】で変換した後に、キーボードの【F6】キーを押して【ひらがな】に戻します。

■【F6】キーの場所(下図参照)

ファンクションキー【F7】【F8】の機能

ファンクションキー【F7】は、入力した文字を『全角カタカナ』に変換するときに使用し、ファンクションキー【F8】は、入力した文字を『半角カタカナ』に変換するときに使用します。

例①:おれんじ【F7】➡オレンジ(全角カタカナ)
例②:おれんじ【F8】➡オレンジ(半角カタカナ)

全角カタカナに変換

『全角カタカナ』に変換する場合は、文字を入力後【F7】キーを1回押します。

■【F7】キーの場所(下図参照)

半角カタカナに変換

『半角カタカナ』に変換する場合は、文字を入力後【F8】キーを1回押します。

■【F8】キーの場所(下図参照)

ファンクションキー【F9】【F10】の機能

ファンクションキー【F9】は、入力した文字を『全角アルファベット』に変換するときに使用し、ファンクションキー【F10】は、入力した文字を『半角アルファベット』に変換するときに使用します。

例①:やまと【F9】➡yamato(全角アルファベット)
例②:やまと【F10】➡yamato(半角アルファベット)

全角アルファベットに変換

全角アルファベットに変換する場合は、文字入力後【F9】を1回押します。

■【F9】キーの場所(下図参照)

半角アルファベットに変換

半角アルファベットに変換する場合は、文字を入力後【F10】を1回押します。

■【F10】キーの場所(下図参照)

ファンクションキー【F11】の機能

ファンクションキー【F11】を使用すると、ウインドウを最大化したり、元のサイズに戻したりすることができます。

操作対象【F11】の機能
ウインドウ最大化
Excelの表グラフの作成

ウインドウを最大化する方法【F11】

🥉手順①:ブラウザ【Edge】を起動して任意のWebページを表示します。

🥉手順②:Webページが表示されましたら、ファンクションキー【F11】を押します。

Webページのタブが消えてウインドウが最大化されました。

マウスで全画面表示を元に戻す方法

🥉手順①:マウスを画面の上部に移動します。

🥉手順②:マウスを画面の上部に移動すると、タブが表示されますので、タブの右上の【全画面表示の終了(F11)】をクリックすると元のサイズに戻ります。

Excelの表からグラフを表示する方法

Excelの表が表示されている状態で、ファンクションキー【F11】を使用すると、表のデータを元にグラフが自動的に作成されます。

🥉手順①:表内の任意の場所をクリックして、ファンクションキー【F11】を押します。

■グラフが作成されました。

ファンクションキー【F12】の機能

ファンクションキー【F12】は、Word・Excel・PowerPointのファイルを【名前を付けて保存】するときに使用します。

マウス操作よりも時短効果が高いのでおすすめです。

今回は例として、Excelのファイルを、ファンクションキー【F12】を使用して【名前を付けて保存】する方法を紹介します。

🥉手順①:Excelのファイルが開いている状態で、ファンクションキー【F12】を押します。

🥉手順②:『名前を付けて保存』のダイアログボックスが表示されましたら、左側ペインから保存先のファイルを選択して『ファイル名』を付けて【保存】をクリックします。

■Windowsで使える便利な92個のショートカットキーを一覧で紹介しています。