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Windows11の高速化!動作が重い・遅いPCを軽くする方法!

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「Windows11の動作が重い」「パソコンの起動が遅い」このような経験はありませんか?パソコンの動作が重い原因は、必ずしもPCのスペック不足とは限りません。Windows11のパフォーマンスが低いときに、PCの高速化に役立つテクニックを簡単にまとめてみました。

🖥️Windows11の動作を軽くする方法を詳しく解説します。
🖥️HDDをSSDへ換装後のベンチマーク比較テストを公開中!

この記事は次の様な人におすすめ!

★Windows11の動作を軽くする方法が知りたい
★アプリケーションの起動を速くしたい
★パソコンの起動を高速化したい
★CPUやメモリのリソース不足を解消したい
★Windows11へアップグレード後にパソコンが重くなった

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パソコンの動作が遅くなる原因

パソコンの動作が遅くなる原因は、メンテナンス不足によるものであり、バックグラウンドで動作するアプリケーションの影響により、ハードウェア(CPU・メモリ)のリソース不足が発生すると、パソコンの動作が、遅くなります。

また、複数のタスクを同時に実行したり、ハードウェアの処理能力を超えた重い作業を行うとPCの動作が重くなります。

①CPUやメモリのリソース不足★★★★☆
②不要なファイルの蓄積★★☆☆☆
③バックグラウンドで動作するアプリの多さ★★★★☆
④タスクの同時実行★★★☆☆
⑤メンテナンス不足★★★★☆
⑥メモリの容量不足★★★★☆
⑦CPUの処理能力★★★★★
⑧システムドライブにHDDが使用されている★★★★★
⑨SSDの容量不足★★☆☆☆
⑩マルウェアの感染★☆☆☆☆

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Windows11の高速化

パソコンは、メンテナンス不足やハードウェアの劣化などが原因で動作が不安定になったり処理速度が遅くなります。

ハードウェア本来のパフォーマンスを維持して、Windows11の動作を軽くするためには、CPUやメモリのリソース不足を解消することが重要です。

Windows11の動作が遅くなった時の対処法について詳しく解説します。

システム設定を変更してPCを高速化

システムの設定を見直すことで、Windows11を高速化することができます。

①不要なタスクを終了して高速化:おすすめ!
②バックグラウンドアプリの調整とパフォーマンス:おすすめ!
③CPUの優先度をカスタマイズして高速化:上級者向け!
④プログラムのスタートUP登録を解除:おすすめ!
⑤サービスの自動起動を無効化:おすすめ!
⑥システムストレージを高速化する方法:上級者向け!
⑦ドライブの最適化:おすすめ!
⑧不要なファイルとアプリケーションの削除
アニメション効果と視覚効果をOFFにする
⑩仮想メモリの最適化:おすすめ!
プリフェッチとスーパープリフェッチのカスタマイズ:上級者向け!

ユーティリティソフトを活用してPCを高速化

•パソコンの高速化と最適化フリーソフト【Wise Care 365】

CPUの冷却を見直して処理能力をUPする

•CPUクーラーの交換
•冷却効果が高いCPUグリスを使用する

システムドライブを変更してPCを高速化

•ストレージをHDDからSSDへ換装する:おすすめ!

①不要なタスクを終了して高速化

パソコンは、複数のタスクを同時に実行すると、動作が遅くなります。

パソコンの動作が遅い時は『タスクマネージャー』を起動し、複数のタスク(プログラムやアプリケーションの起動・実行)が実行されている場合は、不要なタスクを終了することで、CPUやメモリへの負荷が軽減され、Windows11の動作を軽くすることができます。

🥉手順①:『スタートボタン』をボタンを右クリックし、メニューの一覧から【タスクマネージャー】を選択します。

🥉手順②:『タスクマネージャー』が起動しましたら、左側ペインの『プロセス』が選択されていることを確認して、アプリケーションの一覧から不要なタスクをクリックし【タスクを終了する】をクリックします。

今回の例では、Microsoft Edgeのブラウジングの速度をUPするため、他のアプリケーションのタスクを終了しました。

これにより、インターネットのサイトの閲覧も快適になります。

②バックグラウンドアプリの調整とパフォーマンス

バッグラウンドで動作するアプリの数が多くなると、CPUやメモリの負荷が増加し、パフォーマンスと消費電力に影響します。

バックグラウンドアプリを停止することで、CPUやメモリの使用率が軽減され、アプリの起動やタスクの処理・ブラウザの起動が速くなり、Windows11の動作が軽くなります。

バックグラウンドアプリの最適な設定は『電源モード』や『PCがサポートするパワーマネージメント機能』によって異なってきます。

クラウド上で同期するアプリ(OneNote・Skype・付箋)も使用しない場合は、無効化しておきましょう。

🥉手順①:『スタートボタン』を右クリックし『設定』を選択し、左側のメニューから【アプリ】を選択します。

🥉手順②:『アプリ』の画面の、右側のメニューから【アプリと機能】を選択します。

🥉手順③:『アプリと機能』の一覧から、バックグラウンドの動作を停止するアプリの縦三点リーダー【︙】を、クリックします。

🥉手順④:メニューから【詳細オプション】を、クリックします。

🥉手順⑤:アプリの設定画面では『バックグラウンドアプリのアクセス許可』の項目の「このアプリをバックグラウンドで実行する」の【v】をクリックします。

🥉手順⑥:アプリの、バックグラウンドの動作を停止する場合は『バックグラウンドアプリのアクセス許可』のメニューから【常にオフ】を選択します。

③CPUの優先度をカスタマイズして高速化

アプリケーションに対して『CPUの優先度』や『利用するCPUコア』を設定することにより、特定のアプリケーションの動作を高速化することができます。

CPUの優先度をカスタマイズする方法は、上級者レベルのマニアックな方法になりますので、くれぐれも自己責任の範囲でお願いします。

アプリに対してCPUの優先度を指定する

アプリの動作とCPUのパフォーマンスの両方を維持することができます。

CPUに対してコアを指定する

CPUのコア毎の使用率には偏りがありますので、使用率が少ない空いているCPUコアを指定することにより、CPUの能力を最大限に引き出すことができます。

アプリに対してCPUの優先度を指定する方法

Windows11の高速化とアプリの動作の両立を優先させたいときは、アプリに対してCPUの優先度を指定する方法が、適しています。

アプリに対してCPUの優先度を下げることにより、CPUのリソースを開放しパフォーマンスをUPします。

🥉手順①:スタートボタンを右クリック後 、メニューから『タスクマネージャー』を選択します。

🥉手順②:『タスクマネージャー』が表示されましたら【詳細】を選択します。

🥉手順③:CPUの優先度の設定を実行するアプリを選択し、右クリック後、メニューから【優先度の設定】を選択します。

🥉手順④:CPUの優先度の設定メニューから【通常以下】または【低】を選択します。

アプリに対してCPUコアを指定する方法

パソコンに搭載しているCPUのコア数が4コア以上の場合は、アプリに対してCPUコアを指定することで、Windows11の、パフォーマンスを最適化することができます。

タスクマネージャーのパフォーマンスを開き、アプリに対して、CPUコアの使用率が少ないコアに割り振ることで、より効果を発揮します。

※マウスカーソルをCPUコアのグラフに移動すると、コア番号を確認することができます。

CPUのコアは、左上から順に「コア0・コア1・コア2・コア3・コア4・コア5・コア6・コア7」となります。

🥉手順①:CPUのコアを指定するアプリを選択し、右クリック後、メニューから【関係の設定】を選択します。

🥉手順②:『プロッセッサーの関係』の画面から、アプリの動作に割り当てる、CPUコアにチェック☑が入った状態にし【OK】をクリックします。

※デフォルトの設定では、CPUコアの全てにチェック☑が入っています。

④プログラムのスタートアップの登録を解除する方法

アプリを、新規にインストールすると【スタートアップ】に登録され、Windows11が起動すると同時に、プログラムが常駐し、Windows11の起動速度が遅くなります。

Windows11と同時に起動する、スタートアッププログラムの登録を解除することにより、OSの起動速度とシステムのパフォーマンスを改善することができます。

プログラムのスタートアップの登録を解除する基準

タスクマネージャーを起動し『スタートアップ項目』のプロパティを確認し、セキュリティ関連やWindows標準のプログラムの場合は、有効にしておきます。

タスクマネージャーの、スタートアップの発行元が【Microsoft Corporation】や【Intel Corporation】の場合は、有効にしておきます。

🥉手順①:『スタートアップ』タブを選択し、スタートアップの項目を右クリックします。

🥉手順②:次に【プロパティ】を選択します。

★全般タブの【場所】の記載が【C¥Windows】の場合は、有効にしておきます。

※例(下図参照)Windows Security notification icon(Windows標準のセキュリティ)

無効化にしても影響が少ない項目

ユーザーがインストールしたソフトで、使用頻度が低い項目は、スタートアップ登録から優先的に解除します。

使用しないアプリを無効化することにより、Windows11の起動速度を高速化することができます。

•【Realtek HD オーディオマネージャー】オーディオ設定ツール
•【Cortana】音声アシスタント機能
•【Microsoft To-Do】タスク管理アプリ
•【Skype】コミュニケーションツール
•【Spotiy】音楽ストリーミングサービス
•【Windows Terminal】端末エミュレーター

無効化すると影響がある項目

スタートアップ登録を無効化して、利便性が損なわれた場合は、スタートアップ登録の設定を再度【有効】に戻します。

One Driveは、スタートアップ登録を無効化すると、Windowsの機能に影響を及ぼす場合があります。

•【Microsoft One Drive】オンラインストレージ

手動で同期することが可能で、キャプチャー機能を使用しない場合は、無効化してもよい

One Driveのスタートアップを無効にすると、アクティブウインドウのキャプチャー【Alt】+【Print Screen】が出来なくなります。

アプリのスタートアップを無効化する方法

🥉手順①:『スタートボタン』をクリックし『設定』を選択後『アプリ』を選択し【スタートアップ】を選択します。

🥉手順②:『スタートアップ登録』を解除するアプリを【オフ】にします。

タスクマネージャーでプログラムのスタートアップ登録を解除する方法

『プログラムのスタートアップ』を無効化する方法は、検索ボックスに【msconfig】と入力する方法とタスクバーから起動する方法があります。

タスクバーから起動する方法を紹介します。

🥉手順①『スタートボタン』を右クリックし【タスクマネージャー】を選択します。

🥉手順②『タスクマネージャー』(下図の画面)が表示されましたら、【スタートアップ】を選択します。

🥉手順③:下図参照『タスクマネージャー』の項目から、停止させていプログラムを選択して、右下の【無効にする】を選択し、パソコンを再起動します。

※設定を元に戻す場合は、タスクマネージャーの設定画面で、無効化したプログラムを選択して【有効にする】を選択します。

⑤サービスの自動起動を無効化する方法

バックグラウンドで動作する様々なサービスが影響して、Windows11の動作が遅くなることがあります。

バックグラウンドで動作しているプログラムの自動起動を無効化することにより、CPUやメモリの負荷が軽減され、Windows11の動作を軽くすることができます。

🥉手順①:『コントロールパネル』を開き『システムとセキュリティ』を選択します。

🥉手順②:『システムとセキュリティ』から【Windowsツール】を選択します。

🥉手順③:『Windowsツール』の一覧から【サービス】を選択します。

🥉手順④:『サービス』のダイアログボックスが表示されましたら、サービスの状態が【実行中】のサービスの中から必要ないものを無効化します。

次の章でサービスを無効化できる例をいくつか紹介しています!

🥉手順⑤:無効にする『サービス』を右クリックして『プロパティ』を選択し【スタートアップの種類】から【手動】または【無効】を選択します。

※先々サービスを使用する可能性がある場合は【手動】に設定しておくことをお勧めします。

無効化しても影響が少ないサービスの一覧

Downloaded Maps Manager

マップアプリを使用しない場合は無効化することができます。

Distributed Link Tracking Client

ネットワーク内のNTFSボリューム間のリンクを管理するサービス

パソコンを1台で使用している環境であれば手動または、無効化に設定します。

Geolocation Service

位置情報を使用しない場合は無効にできます。

Themes

WindowsテーマやAeroを使用しない場合は無効にできますが、クラッシックスタイルになります。

⑥システムストレージを高速化する方法

システムストレージの速度は、Windows11の全体的なパフォーマンスの確保において優先すべき項目です。

Windows11のOSの起動後は、Windows Updateの更新プログラムのバックグラウンド動作・ローカルドライブとクラウドストレージの同期(OneDrive)検索インデックスの作成・ウイルススキャンなどの動作により、ストレージに負荷が掛かります。

ストレージの高速化のカスタマイズでは『キャッシュブッファーのフラッシュ』を【オフ】に設定することにより、余計なキャッシュ処理がなくなるため高速化できます。

書き込みキャッシュバッファフラッシュを停止する方法

Windows11では、内臓ストレージに対しては『書き込みキャッシュ』が有効化されていますが、停電などの不足の事態に備えデータロストを警戒して『書き込みキャッシュバッファフラッシュ』も有効化されています。

『書き込みキャッシュバッファフラッシュ』 を【オフ】にすることにより、余計な処理【バッファフラッシュ】を行わなくなるためWindows11の高速化に繋がります。

🥉手順①:スタートボタンを右クリックし【デバイスマネージャー】を選択します。

※ショートカットキー【Win】+【X】を操作すると『デバイスマネージャー』が開きます。

🥉手順②:『デバイスマネージャー』の一覧から『ディスクドライブ』を選択し、【Cドライブのストレージ】をダブルクリックします。

🥉手順③:ディスクドライブのプロパティが表示されましたら『ポリシー』タブを選択し【デバイスでWindowsによる書き込みキャッシュブッファーのフラッシュをオフにする】に☑チェックを入れて【OK】をクリックします。

※これは『安定性』よりも『高速性』を優先する設定であり、くれぐれも自己責任の範囲内でお願いします。

ストレージの省電力の機能を停止する方法

近年のPCでは省電力機能が優れていますが、一般的に省電力機能が有効の場合はパフォーマンスが低下することがあります。

通常は、デフォルトの設定で問題ありませんが、20分間以上パソコンの操作をしない場合は、ストレージが省電力へ移行し再始動の時間待ちが発生します。

ノートパソコンなどでバッテリー駆動時に、ストレージの省電力設定を、3分間以内に設定変更している場合は、バッテリー持ちは改善しますが、再始動の時間待ちが頻繁に発生します。

パソコンから20分間以上、離席することが多い場合は、ストレージの省電力の設定を【なし】にすることにより、次回の操作時の待ち時間をなくすことができます。

ストレージの省電力機能は『電源オプションの詳細設定』または『UEFI』で設定することができます。

今回は、Windows11の『電源オプションの詳細設定』を使用して省電力機能を【オフ】にして、ストレージを高速化する手順を紹介します。

🥉手順①:『コントロールパネル』を開き【システムとセキュリティ】を選択します。

🥉手順②:『システムとセキュリティ』から【電源オプション】を選択します。

🥉手順③:『電源オプション』から【プラン設定の変更】をクリックします。

🥉手順④:『プラン設定の変更』から【詳細な電源設定の変更】を選択します。

🥉手順⑤:『電源オプションの詳細設定』の『ハードディスク』の『次の時間が経過後ハードディスクの電源を切る』を【なし】変更し【OK】をクリックします。

⑦ドライブの最適化

Windows11の『ドライブの最適化』を実行することにより、HDDやSSDのパフォーマンスを改善することができます。

TRIMコマンド:SSD

SSDで採用されている「NANDメモリ」は、データを直接『上書き』することが出来ません。
SSDのNANDAメモリは、消去済みの領域にしかデータを書き込めないため、ブロックコピーの処理が発生し書き込み速度が低下します。
ストレージがSSDやM.2などの場合は、TRIMコマンドを実行することにより、フラッシュメモリーの残骸を消去して、ストレージへの書き込み速度の低下を防ぐことができます。

デフラグ:HDD

HDDは「ファイルの断片化」が進むと、パフォーマンスが低下し、パソコン全体の動作が遅くなります。
HDDのドライブの最適化(デフラグ)を実行して、断片化されたファイルを連続した位置に整理し直すことで、ファイルの読み込み速度が向上し、パソコン全体のパフォーマンスが改善されます。

🥉手順①:タスクバーの『エクスプローラー』をクリックします。

🥉手順②:エクスプローラーを起動しましたら、ナビゲーションウインドウから【PC】を選択します。

🥉手順③:マイコンピュター(PC)の『デバイスとドライブ』が表示されましたら【ローカルディスク(C)】を選択し右クリックします。

🥉手順④:コンテキストメニューが表示されましたら、一覧から【プロパティ】を選択します。

🥉手順⑤:『ローカルディスク(C)のプロパティ』が表示されましたら【ツール】タブを選択し『ドライブの最適化とデフラグ』の【最適化】をクリックします。

🥉手順⑥:『ドライブの最適化』が表示されましたら、ドライブの一覧から、ドライブ【C】を選択し【最適化】をクリックします。

☘️HDD:デフラグが実行される
☘️SSD:TRIMコマンドが実行される

⑧不要なファイルとアプリケーションの削除

SSDは、データの書き換え回数に寿命があり、空き容量が不足してくると、書き込み速度の低下を引き起こします。

この原因は、SSDが【データを上書きできない】という特性に起因しています。

Windows11の『ディスクのクリーンアップ』を実行し、不要なファイルを削除することで、データやファイルへのアクセス速度が速くなり、Windows11の高速化に繋がります。

SSDで不要なファイルを削除した後は、必ずTRIMコマンドを実行します。

特に使用しないアプリケーションは削除することをお勧めします。

ディスククリーンアップの使い方

🥉手順①:『スタートボタン』をクリックし【すべてのアプリ】をクリックします。

🥉手順②:『アプリの一覧』から【Windowsツール】を選択します。

🥉手順③:『Windowsツール』の一覧から【ディスククリーンアップ】を選択します。

🥉手順④:『ディスククリーンアップ:ドライブの選択』で『Cドライブ』が選択されていることを確認し【OK】をクリックします。

🥉手順⑤:『ディスククリーンアップ』の画面が表示されましたら『不要なファイル』に☑チェックを入れて【OK】をクリックします。

『システムファイルのクリーンアップ』を選択すると【以前のWindowsのインストール】や【Windows Updateのクリーンアップ】などの、大きなサイズのファイルを削除することができます。

■Windows11で不要なファイルの削除方法やディスククリーンアップを実行する方法は別の記事で詳しく紹介しています。

不要なアプリケーションを削除する方法

アプリケーションはバックグラウンドで、インターネット通信を使用しますので、CPUやメモリのリソースを消費します。

先ほど紹介した『バックグラウンドアプリのアクセス許可』を【オフ】にするか、使用しないアプリケーションは削除しても構いません。

🥉手順①:『スタートボタン』をクリックし『アプリ』を選択し削除するアプリの【︙】をクリックします。

🥉手順②:メニューから【アンインストール】をクリックします。

■Windows11で不要なファイルの削除方法やディスククリーンアップを実行する方法は別の記事で詳しく紹介しています。

⑨アニメション・視覚効果・透明効果をOFFにする方法

アニメションと視覚効果は、CPUやメモリのリソースを消費するので、必要でない項目をOFFにすることにより、パソコンの動作を軽くすることができます。

透明効果をOFF

CPUやメモリのリソースを開放する

アニメーションをOFF

アプリの起動が速くなる

視覚効果をOFF

CPUやメモリのリソースの減少に繋がり、Windows11のパフォーマンスが改善します。

透明効果をOFFにする方法

Windows11の『透明効果』CPUやメモリのリソースを多少ながら消費しますので、これを無効化することにより、OSの動作を軽くします。

🥉手順①:『スタートボタン』をクリックし『設定』を選択後『個人設定』を選択し【色】を選択します。

🥉手順②:『色』の一覧から【透明効果】を【オフ】にします。

アニメーションをOFFにする方法

Windows11では、ウインドウが表示されたときに、アニメション効果を付けるための設定が、デフォルトでは有効になっています。

アニメション効果を無効に設定することにより、ウインドウの表示速度が高速化されます。

🥉手順①:『スタートボタン』を右クリック『システム』の画面の左側のメニューから【アクセシビリティ】を選択します。

🥉手順②:『アクセシビリティ』の画面から【視覚効果】を選択します。

🥉手順③:『視覚効果』の一覧から【アニメション効果】を【オフ】に設定します。

視覚効果をOFFにする方法

Windows11の見た目を美しくする『視覚効果』は、多少なりともCPUやメモリの使用量を消費します。

視覚効果をOFFにすることによって、PCのパフォーマンスが向上する効果が期待できますが、『Windows Aero』が使用不可になるなどのデメリットがあります。

🥉手順①:『スタートボタン』を右クリックし『設定』をクリックします。

※ショートカットキー【Win】+【Pause】を押すと『システム詳細設定』画面を開くことができます。

🥉手順②:『システム』の一覧から【バージョン情報】を選択します。

🥉手順③:『バージョン情報』の関連リンクから【システムの詳細設定】を選択します。

🥉手順④:システムのプロパティの『詳細設定』から【設定】を選択します。

🥉手順⑤:『パフォーマンスオプション』から『パフォーマンスを優先する』を選択し【OK】をクリックします。

視覚効果のおすすめの設定

🥉手順①:『カスタム』を選択し【スクリーンショットの縁を滑らかにする】と【デスクトップのアイコン名に影を付ける】に☑チェックマークを入れて【OK】をクリックします。

⑩仮想メモリを最適化する方法

パソコンに搭載されているメモリの容量が少ないと、OSのパフォーマンスが低下します。

Windows11の動作環境を満たす推奨メモリ容量は、最低でも8GBは必要になります。

Windows11には、メインメモリの容量不足を補う機能『仮想メモリ』があり、この『仮想メモリ』を正しく設定することにより、メモリ不足を解消して、PCの動作を軽くすることができます。

タスクマネージャーでメモリ環境を確認する方法

タスクマネージャーのメモリ使用のデータを参考に、仮想メモリの設定を行います。

使用中利用可能コミット済キャッシュ済
メモリの使用量利用可能な
メモリ容量
物理メモリと
仮想メモリの
使用量
アプリを高速起動
するためのキャッシュ
(SuperFetch)
4.9GB3.0GB8.3GB3.0GB

システムメモリの使用中のサイズが、搭載メモリの容量の80%以上の場合に『仮想メモリ』の設定を実行することをお勧めします。

タスクマネージャー下図のシステムメモリの使用中は、4.9GBです。

仮想メモリのカスタムサイズを設定する方法

最初は仮想メモリの適切な設定基準値が不明なので、Microsot推奨の設定値を入力し経過を見ます。

初期サイズ

下図の「すべてのドライブの総ページングファイルサイズの一覧から、推奨のサイズと同じか少し大きいサイズを入力します。

最大サイズ

初期サイズの2倍~3倍のサイズを入力します。

注意:初期サイズを大きくすると、パソコンの起動が遅くケースが確認されました。

🥉手順①:『スタートボタン』を右クリックし『設定』をクリックします。 

ショートカットキー【Win】+【Pause】を押すと『システム詳細設定』画面を開くことができます。

🥉手順②:システムの一覧から【バージョン情報】を選択します。 

🥉手順③:『バージョン情報』の関連リンクから【システムの詳細設定】を選択します。

🥉手順④:『システムのプロパティ』の画面では『詳細設定』タブの【設定】を選択します。

🥉手順⑤:『パフォーマンスオプション』のタブから【詳細設定】を選択します。

🥉手順⑥:次に『パフォーマンスオプション』の『詳細設定』の『仮想メモリ』の一覧から【変更】をクリックします。

🥉手順⑦:『仮想メモリ』のメニューでは、下記のように標準では「すべてのドライブのページングファイルのサイズを自動的に管理する」に☑チェックが入っていますので、☑チェックを外します。

🥉手順⑧:仮想メモリの設定方法は【カスタムサイズ】を選択します。

仮想メモリの最適値は『推奨サイズ』の2倍~3倍のメモリ容量を指定します。

仮想メモリのお勧め設定(最適詳細設定

パソコンに搭載されているメモリ容量が少ない場合は、推奨ページングファイルサイズより、タスクマネージャーで確認した実際の仮想メモリのサイズの方が大きいので、設定を変更する必要があります。

仮想メモリの使用量はパソコンの使い方により変化しますので、タスクマネージャーで確認しながら、最適な値を設定すると、PCのパフォーマンスが上がります。

参考その①

タスクマネージャーのコミット済みから使用中を引いたのサイズが、現在使用中の仮想メモリのサイズになります。

参考その②

仮想メモリ(コミット済ー使用中)の【初期サイズ】を入力し、初期サイズの2倍~3倍の容量を【最大サイズ】に入力します。(下図参照)

初期サイズ

コミット済ー使用中=仮想メモリの初期サイズ
下図の例では【コミット済み3.5GB】ー【使用中2.0GB】=1.5GB(仮想メモリの初期サイズ)

最大サイズ

仮想メモリの初期サイズX2倍~3倍
下図の例では【コミット済み3.5GB】ー【使用中2.0GB】=1.5GBX3倍=4.5GB

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⑪プリフェッチとスーパーフェッチ

プリフェッチとは、以前のWindowsから搭載されていた機能で、起動したアプリ(プログラム)の履歴を「C:\Windows\Prefetch」に蓄積し、HDD・SSDから優先的にメモリに読み込む機能です。

エクスプローラーで実際に 「C:\Windows\Prefetch」 を開いてみると、2度と起動することがない【SETUPEXE】などの無意味なプログラムファイルが登録されていることが確認できます。

メモリ搭載容量が4GB未満のWindows11のパソコンでは、複数のアプリの起動やタスクの実行を行うとメモリ不足が発生し、Windows11のパフォーマンスが低下します。

「C:\Windows\Prefetch」 のプログラムファイルを削除することにより、Windows11のパフォーマンスを改善することができます。

プリフェッチのリフレッシュ方法

プリフェッチ機能は、以前のWindowsからある機能で、起動プログラムの優先度を管理しており、1度でも起動したプログラムを、次回から優先的にメモリに読み込む機能です。

パソコンの搭載メモリの容量が、少ない(4GB未満)場合に、Windows11の高速化が期待できます。

1度しか起動していないプログラムや今後も利用する可能性がない、プログラムファイルをプリフェッチとして保存されても困るため、プリフェッチ内のプログラムファイルを全て削除しておきましょう。

🥉手順①:『エクスプローラー』を開き『ナビゲーションウインドウ』の一覧から【PC】を選択します。

🥉手順②:『PC』の画面で『デバイスとドライブ』の一覧から【ローカルディスク(C)】をダブルクリックします。

🥉手順③:『ローカルディスク(C)』から【Windows】フォルダーを開きます。

※ファイルをダブルクリックすると開くことができます。

🥉手順④:次に『Prefetch』フォルダーを開きます。

🥉手順⑤:『このフォルダーにアクセスする許可がありません』では【続行】をクリックします。

Windows11の高速化の効果を最大限に得るためにPrefetchフォルダー内の全てのファイルを削除します。

🥉手順⑥:『Prefetch』フォルダー内を一度クリックし、キーボードの【Ctrl】+【A】で、全てのプログラムファイルを選択し【Delete】キーで全て削除します。

※『ReadyBoot』のフォルダーは、残しておいても構いません。

■『Prefetch』内のプログラムファイルが削除されました。

『Prefetch』内のファイルは、削除しても自動的に増えていきますので、定期的に削除すると効果的です。

『SETUPEXE』のファイルのみを選択して削除することもできます。

スーパーフェッチを停止する方法

Windows Vistaから搭載された『Superfetch』は、プログラムの起動ファイルを積極的にシステムメモリに先読みし、次回のプログラムの起動を高速化する機能です。

『Superfetch』は、プログラムの起動を、時間帯や曜日などの利用状況を細かく分析・記録し、その行動パターンに従ったスケジュールを作成し、あらかじめシステムメモリに先読みしてくれる機能です。

パソコンのシステムメモリの容量が、8GB以上ある場合は、『Superfetch』の恩恵を受けることができますが、手持ちのパソコンの搭載メモリ容量が、4GB未満の場合は、『Superfetch』を停止することにより、メモリのリソース不足が解消され、Windows11の動作を軽くすることができます。

Windows10から、メモリの管理方法が改善されました。

🥉手順①:『コントロールパネル』を開き【システムとセキュリティ】を選択します。

🥉手順②:『システムとセキュリティ』から【Windowsツール】を選択します。

🥉手順③:『Windowsツール』の中から【サービス】を選択します。

🥉手順④:『サービス』の一覧から【SysMain】を右クリックします。

🥉手順⑤:右クリックして開いたメニューから【プロパティ】を選択します。

🥉手順⑥:『SysMainのプロパティ』のダイアログボックス内の『スタートアップの種類』から【無効】を選択し【OK】をクリックします。

※パソコンを再起動後に設定が有効になります。

今すぐ『SysMain』を停止したい場合は『サービスの状態』から【停止】を選択すると、即座にサービスが停止されます。

MITSUHIKO
MITSUHIKO

SysMain (旧Superfetch)はメモリの中のスタンバイにあります!

■メモリの使用量が減ると『空き』よりも使用可能領域『スタンバイ』が増えます。

ReadyBoost

MITSUHIKO
MITSUHIKO

ストレージにSSDを使用している方は『ReadyBoost』は使用できません

パソコンのストレージにHDDを使用している方は『ReadyBoost』対応のUSBメモリを使用すると、データの読み込みのキャッシュ機能がUSBメモリ内に構築され、ある程度の高速化が期待できます。

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パソコンの高速化&最適化ソフト【WiseCare365】

Wise Care 365を実機に導入して、パソコンの高速化と最適化の検証をした結果『Windows11の起動速度の向上』『Edgeの起動速度の向上』『インターネット回線速度の向上』に多少なりとも効果があることが判明しました。

Wise Care 365は、無料版PRO(有料版)が提供されており、無料版でも多数の機能を使用できます。

システムのチューニングや不要ファイルの削除に自信がない方にWese Care 365をおすすめします。

Wise Care 365を使用して『Windows11の起動時間』『Edgeの起動時間』などの検証を行いました。

■Wise Care 365の検証結果の詳細は、下記のレビュー記事で詳しく解説しています。

CPUの冷却を見直してCPUの処理能力をUPする

CPUの冷却を強化することによって、CPU温度の上昇を抑えCPUの処理速度を向上させることができます。

CPU温度の低下はCPUの高速処理を維持し、Windows11の動作を軽くします。

インテルのターボブーストやAMDのブーストクロックは、CPUの温度や動作しているコアの数などにより、自動的にオーバークロック動作に移行し、CPUのクロック周波数を引き上げる機能です。

ターボブーストは、複数の条件のもとで管理されており、プロッセッサーの温度とは密接な関係があり、CPUに負荷が掛かったときのCPU温度を下げることにより、CPUの最大パフォーマンスを引き出すことができます。

(インテル Core i7 9700Fの温度とクロック周波数の推移)

また、CPUの温度の上昇が継続し、CPU温度が100℃に達する『サーマルスロットリング』が発生し、CPUのクロック周波数を低下させCPUを保護します。

(intelターボブースト・AMDブーストクロック搭載CPU)

インテル・ターボブーストテクノロジー2.0AMDブーストクロック
Core i9 ・Core i7・Corei5Ryzen9・Ryzen7・Ryzen5
第8世代以降のCore i32000番台以降のRyzen3
ターボブーストとは?

プロッセッサーの定格の動作クロックよりも高速で動作される機能です。

インテルターボブースト・テクノロジー2.0による高クロック状態の可能性と動作周波数は、以下を含む様々な要因に依存します。

•ワークロードの種類
•動作しているコアの数
•推定消費電流
•推定消費電力
•プロッセッサーの温度

プロセッサーがこれらの上限値より低い状態で動作しているときにユーザー・ワークロードの負荷が高くなり、追加のパフォーマンスが要求されると、プロセッサーの動作周波数は上限に達するまで自動的に引き上げられます。

引用元:インテル公式サイト

CPUクーラーを交換する

CPUを冷却する方法は、CPUクーラーの交換CPUグリスの交換PCケースファンの追加などによってCPUの温度を引き下げることができます。

CPUクーラーを「リテールクーラー」から、市販の「サイズ製Big手裏剣3」に換装することによりCPU温度が最大15℃低下しました。

CPU温度測定環境:室温17℃・カスペルスキーでPCのフルスキャンを実行

CPU温度測定ツール:HW-Monitor

高負荷時の推奨CPU温度:75℃低下

Intel純正CPUクーラーサイズBig手裏剣3
CPU温度➡85℃CPU温度➡70℃

私のメインPCのCPU(intel Core i7 9700f)の冷却に使用したCPUクーラーとCPUグリスの紹介!

CPUクーラー:サイズBig手裏剣3

トップフロー型:PWM120mmファン搭載

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CPUグリス:Arctic Silver 5

CPUグリス【サンワサプライシリコングリスTK-P3S】と【AINEXシルバーグリスAS-05】を使用したCPU温度を比較しました。

AINEXシルバーグリスAS-05を使用した場合のCPU温度が2℃低下しました。

サンワサプライシリコングリスTK-P3SAINEXシルバーグリスAS-05
CPU温度➡72℃CPU温度➡70℃

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BIOS(UEFI)CPUファンの設定方法

BIOS(UEFI)の『CPUファンコントロール』を設定することにより、CPUの高負荷時の温度を、3℃低下することができました。

CPUのファンコントロールは、BIOS(UEFI)で設定することができます。

今回は、マザーボードASUS H370mのUEFI設定を例に解説します。

🥉手順①:パソコンの電源を投入し、マザーボードメーカーのロゴマークが表示されましたら、キーボードの【F2】または【Delete】キーを押してBIOS(UEFI)を表示します。

🥉手順②:BIOS(UEFI)が表示されましたら、FANコントロール設定の【マニュアル調整】を選択します。

『FANコントロール画面』が表示されましたらCPUの温度に対してFANの回転数を設定します。

①UEFI(BIOS)CPUファンコントロールでCPU温度を比較

ウイルススキャンを実行しCPUの温度を【HW Monitor】で測定してみました。

CPUの最初の『ターゲット温度』は、50℃に設定しFAN回転数を50%に設定・最終のCPUの『ターゲット温度』を70℃に設定しFAN回転数を100%に設定したときの、CPUの高負荷時の温度を測定しました。

CPU温度MAX:75℃

CPUファンMAX:1,860RPM

CPU使用率:20%~96.9%

CPU最大周波数:4592MHz

CPU温度FAN回転数
35℃40%
50℃50%
70℃100%

CPUの各コアの温度は、MAXで70℃以上で、MAX温度75℃になっています。

②UEFI(BIOS)CPUファンコントロールでCPU温度を比較

今回は、CPUファンの設定を最初のCPUの『ターゲット温度』を45℃と低めに設定しFAN回転数を50%に設定しました。

CPU温度MAX:72℃

CPUファンMAX:1,776RPM

CPU使用率:20%~96.9%

CPU最大周波数:4592MHz

CPU温度FAN回転数
35℃40%
45℃55%
55℃100%

CPUコア温度は63℃から72℃の範囲内に収まっていします。

ハードウェアの交換によるPCの高速化

システムドライブに磁気ディスクを使用したHDDを使用している場合は、SSDに比べて読み込み速度が遅いため、Windows11の動作全般に影響を及ぼします。

HDDSSD
記憶媒体磁気ディスクフラッシュメモリ
転送速度低速高速
耐衝撃性振動や落下に弱い衝撃や振動に強い
静音性ディスクのアクセス時に音が発生するほぼ無音

システムストレージをHDDから、高速なSSDに換装することにより、Windows11の動作を高速化することができます。

SSDへ換装後の検証結果
  • Windows11の起動速度の改善
  • アプリケーションの起動時間の短縮
  • 更新プログラムのダウンロード時間の短縮

PCパーツの交換は、パソコンのタイプにより、交換できるPCパーツに制限があります。

デスクトップパソコン:すべてのハードウェアの交換が可能

ノートパソコン:交換できるハードウェアが限られる

最近の、ノートパソコンのCPUは基盤(マザーボード)に半田付けされていますので、交換することができません。

CPUの交換:高速化の効果:(デスクトップPCの場合は、CPUの換装が可能)

メモリの増設:高速化の効果:

ストレージの変更:高速化の効果:大(HDD➡SSD)

高速化を実施したテストPC

今回は『Lenovoのideapad 330-15AST』の、ノートパソコンのストレージを、HDD➡SSDに換装し、パソコンの動作の検証と、ベンチマークを計測してみました。

今回、テスト環境で使用したパソコンは『Lenovoのideapad 330-15AST』の、ノートパソコンを使用しました。

(テストPCのスペック)

パーツ構成スペック
CPUAMD-E2-9000:1.8GHz (TB時2.2GHz)
メモリ4GB
ストレージHDD:500GB➡SSD:250GB
ドライブDVDスーパーマルチドライブ
グラフィックスRadeon R2グラフィックス
液晶15.6インチ1366x768
ワイヤレスIEEE 802.11ac/a/b/g/nワイヤレスLAN

ノートパソコンのHDDをSSDに換装し高速化を検証

パソコンの記憶装置には、HDDとSSDがあり、データの読み書き速度に大きな差があります。

私が所有している、ノートパソコンの『Lenovoのideapad 330-15AST』は、CPUがAMD-E2-9000で、ストレージはHDDを搭載しているため、PCの処理が劇的に遅く、ストレージをHDDからSSDに換装しました。

ストレージ交換前:HDD500GB

ストレージ交換後:SSD256GB

HDDとSSDのベンチマーク結果(Crystal Disk Mark)

左側がHDDのベンチマーク結果で、右側がSSDに換装後のベンチマーク結果です。

HDDよりSSDの方が理論値で、読み込みと書き込みが、約10倍、速くなっています。

Crystal Disk Markで、HDDとSSDのベンチマークを測定した結果に注目してください。

計測条件

ファイルサイズ➡1GiB

接続方法

•SSD➡SATA3.0

•HDD➡USB3.0

測定結果Read

「シーケンシャルの読み込み速度」HDDよりSSDが11倍の速いスコアを記録しています。

測定結果Write

「シーケンシャルの書き込み速度」HDDよりSSDが16倍の速いスコアを記録しています。

HDDの接続とSSDの接続方法が違いますが、インターフェース速度の理論値は僅かです。

シーケンシャルReadでは、SATA接続がやや有利となります。

SATA3.0:6Gbps

USB3.0:5Gbps

SEQ(シーケンシャル):連続した領域の読み書きを測定

RND(ランダム):ランダムな領域の読み書きを測定

SSDのベンチマーク計測結果

計測ソフト:Crystal Disk Mark

接続方法:SATA3.0

(Western Digital製SSD-WD BLUE 256GB)

HDDのベンチマーク計測結果

『Lenovoのideapad 330-15AST』に搭載されていたHDDをUSB3.0で接続して、ベンチマークを計測しました。

計測ソフト:Crystal Disk Mark

接続方法:SATA3.0

(Western Digital製SSD-WD BLUE 256GB)

(Crystal Disk Markの速度の測定方法と概要)

速度の測定方法概要
SEQ1M Q8T1シーケンシャルアクセス
(ブロックサイズ1MiB・マルチキュー8シングルスレッド1)
SEQ1M Q1T1シーケンシャルアクセス
(ブロックサイズ1MiB・マルチキュー1シングルスレッド1)
RND4K Q32T1ランダムアクセス
(ブロックサイズ4KiB・マルチキュー32シングルスレッド1)
RND4K Q1T1ランダム・シングルキュー&シングルスレッド
(ブロックサイズ4KiB・マルチキュー1シングルスレッド1)

HDDとSSD:Windowsの起動速度の比較

パソコンの電源ボタンをONにしてから、デスクトップ画面が表示されるまでの【OSの起動時間】の計測結果を表にまとめてみました。

カスペルスキーセキュリティの影響で、OSの起動時間が遅くなっています。

高速スタートアップの有効と無効で、OSの起動速度に差がでています。

Windows10のOS起動時間HDDSSD
高速スタートアップ有効1分10秒38秒
高速スタートアップ無効1分32秒59秒
高速スタートアップ有効(市販のセキュリティソフトあり)1分21秒48秒
高速スタートアップ無効(市販のセキュリティソフトあり)1分43秒1分10秒

換装したSSDの紹介

換装したSSDの紹介

ストレージの交換のために購入したSSDは『Western Digital』製の、WD BLUE 256GBです。

『SSD Dashboard』も使いやすく、1年~2年間の使用でも、ディスクの余り寿命も100%を維持しています。

(Western Digital SSD Dashboard)

購入基準その①:メーカーの信頼性

購入基準その②:SSDの規格(SATA・M.2)

購入基準その③:SSDの容量が256GB以上

購入基準その④:SSDツールの性能

購入基準その⑤:価格が\7,000以内

SSDのサイズと規格

SSDをパソコンへ取り付ける場合は、パソコン側のインターフェースと同じ規格を選びようにしましょう。

ノートパソコンに、SSDを装着する場合は、分解が必要になる場合があります。

SSDのサイズ➡➡➡1.8インチ2.5インチmSATAM.2
インターフェースMicro SATASerial ATAMini SATASerial ATA
PCI Express
SSDを装着可能なPCモバイル
ノートPC
デスクトップPC
ノートパソコン
デスクトップPC
ノートパソコン
モバイルノート
PC
デスクトップPC
ノートパソコン

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Windows11の高速化【まとめ】

本記事で紹介したWindows11の高速化は、ハードウェアの本来のパフォーマンスを引き出すための施策です。

処理能力が高いCPUや十分なメモリ容量を搭載したパソコンであれば、パソコン動作が遅いと感じる場面は少ないと思います。

一昔前(WindowsXP)のパソコンのハードウェア構成は、CPUはシングルコアで、メモリも1GB未満、ストレージはHDDが当たり前の時代でした。

当時は、私も遅いパソコンを何とか速くしようと、Windowsの起動時間やブラウザの起動時間を計測しながら、PCの動作検証を行いました。

Windows11が快適に動作するために必要なPCスペックとは?

Windows11を快適に動作することができる、PCのハードウェア構成を紹介します。

これからWindows11搭載パソコンの購入を考えている方は、参考にしていただけると幸いです。

(Windows11の動作を推奨するハードウェア構成)

ハードウェアWindows11推奨ハードウェア構成
Intelプロッセッサー第8世代のCpre i3以上
AMDプロッセッサー2000番台以降のRyzen3以上
システムメモリー8GB以上
ストレージSSD・M.2 256GB以上

■Microsoft Edgeの動作を軽くする方法は別の記事で詳しく紹介しています。

■非対応の古いPCにWindows11の最新版25H2を適用する方法は別の記事で紹介しています。

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