Microsoft Edgeが重い・遅い原因と軽くする方法を詳しく解説！

ブラウザの動作が遅い原因は、必ずしもPCのスペック不足とは限りません。Microsoft Edgeには、パフォーマンスに関わる様々な設定が用意されています。Microsof Edgeの設定を見直すことで、不安定なブラウザの動作を改善することができます。

Microsoft Edgeの動作が遅くなる原因と、ブラウザの動作を軽くする方法を詳しく解説します。

Microsoft Edgeの動作が遅くなる原因

Nicrosoft Edgeの動作が重く・遅くなる原因は、ブラウザの設定や、CPUとメモリのリソース不足、ウイルス感染、PCのスペック不足などの様々な原因が考えられます。

ブラウザの設定が原因

Microsoft Edgeの動作が重く遅く不安定なときは、最初にブラウザの設定を見直してみましょう。

Microsoft Edgeの速度が遅くなる原因は「拡張機能の入れすぎ」「履歴とキャッシュの蓄積」などのブラウザの設定が考えられますので、Microsoft Edgeの設定を見直すことが、問題解決の第一歩になります。

Microsoft Edgeの動作が遅い時は『システムとパフォーマンス』に関わる設定を確認してみましょう。

ハードウェアのリソース不足が原因

パソコンのCPU・メモリのリソース不足は、Microsoft Edgeの動作に影響します。

パソコンで複数のタスクを実行したり、ブラウザで複数のタブをタブを開いた状態で作業すると、CPUやメモリのリソース不足を招き、Microsoft Edgeの動作が遅くなる原因になります。

Webページの表示速度が遅い又はファイルのダウンロードが遅い場合は、PCのリソース不足や、パソコンのスペック不足、インターネット回線速度が影響していると考えられます。

■Windows11を高速化して動作を軽くする方法を別の記事で詳しく紹介しています。

ウイルス感染が原因

パソコンにウイルスが感染することにより、Microsofe Edgeの動作が遅くなる場合があります。

PCがウイルス感染すると、大量のデータを送受信したり、不正なプログラムを実行したりすることで、回線帯域やCPUを圧迫し、インターネット回線とパソコンの動作、ブラウザの動作を遅くする可能性があります。

例えば、特定のWebサイトに接続できなくなったり、セキュリティソフトが正常に動作しなくなったりする場合はウイルス感染の可能性がありますので、ウイルス対策ソフトでスキャンを実行し、駆除を行いましょう。

■おすすめのセキュリティ対策ソフト5選は別の記事で詳しく紹介しています。

PCスペックが原因

Microsoft Edgeの動作が遅い場合に、ブラウザの設定の見直し、ハードウェアのリソース不足の解消、PCのウイルススキャンの実行を行っても、ブラウザの動作が遅いと思われる時は、PCのスペックを確認してみましょう。

Microsoft Edgeが安定動作するPCのハードウェア構成は、CPUは4コア以上で、メモリ容量は8GB以上が推奨されます。

Microsoft Edgeを高速化する方法

Microsoft Edgeの動作が重く遅く不安定なときに、ブラウザの速度を速くする方法を紹介します。

YouTubeやニコニコ動画などの動作再生が、カクカクする場合は、PCのスペック不足や、インターネット回線速度が影響していると考えられます。

パソコンを購入した当時よりも「ブラウザの起動が遅くなった」「Webページの読み込みが遅い」などの症状が発生したした場合は、本記事の『Microsoft Edgeの動作を軽くする方法9選』を試してほしい。

Microsoft Edgeの設定画面の開き方

Microsoft Edgeのカスタマイズで、Edgeの設定画面は頻繁に使いますので、設定画面の開き方を覚えておくことをおすすめします。

🥉手順①：Microsoft Edgeを起動して右上の三点リーダー【…】をクリックします。

🥉手順②：次にメニューの中から【設定】をクリックします。

Microsoft Edgeの設定画面が表示されました。

履歴とキャッシュを削除するメリットとデメリット

ブラウザの履歴とキャッシュを削除した場合のメリットとデメリットについてまとめてみましたので、「ブラウザの履歴とキャッシュを削除するとどうなる？」と疑問を抱いた方は参考にしてください。

①履歴とキャッシュを削除する方法

ブラウザ（Edge）は長期間にわたり使用していると、閲覧履歴・キャッシュされた画像ファイル・ダウンロードの履歴などが蓄積されます。

履歴とキャッシュを削除することで、これらの古いデータや破損したデータが原因で生じる動作の遅延を解消し、ブラウザの動作を高速化することができます。

Edgeのキャッシュを削除すると、速度が1時的に低下しますが、2回目以降のWebページの表示速度は速くなり動作が安定します。

🥉手順①：Microsoft Edgeの設定画面を開きます。

Microsoft Edgeの設定画面の開き方は前章の「Edgeの設定画面の開き方」で紹介しています。

🥉手順②：Edgeの設定画面を開きましたら、左側ペインから【プライバシー、検索、サービス】を選択します。

🥉手順③：『プライバシー、検索、サービス』の画面が表示されましたら【閲覧データをクリア】を選択します。

🥉手順④：『閲覧データを削除する』が表示されましたら、時間の範囲を【すべての期間】に指定し【閲覧の履歴】【ダウンロードの履歴】【キャッシュされた画像とファイル】に、チェック☑を入れて【今すぐクリア】をクリックします。

履歴を個別に削除する方法

Windows11のEdgeでは閲覧履歴を確認して履歴の一覧から、任意の履歴を個別に削除することができます。

🥉手順①：Microsoft Edgeを起動して右上の三点リーダー【…】をクリックします。

🥉手順②：次にメニューの中から【履歴】を選択します。

🥉手順③：『履歴』の右上の三点リーダー【…】をクリックします。

🥉手順④：次に【履歴ページを開く】を選択します。

🥉手順⑤：履歴の一覧から任意の履歴にチェック☑を入れて【削除】をクリックします。

②Cookieを削除する方法

ブラウザでCookieを受け入れる設定にしている場合は、訪れたWebサイトの利便性は向上しますが、プライバシのー侵害やセキュリティリスクの可能性があります。

Cookieが大量に蓄積されると「Webサイトのページが正常に表示されない」または「ブラウザの動作が不安定になる」などの症状が発生することがあります。

Cookieを削除すると、Webサイトの読み込みや表示形式に関する問題の一部は解決しますが、Webサイト閲覧時の利便性が一時的に損なわれます。

🥉手順①：Microsoft Edgeの設定画面を開きます。

Microsoft Edgeの設定画面の開き方は前章の「Edgeの設定画面の開き方」で紹介しています。

🥉手順②：Microsoft Edgeの設定画面を開きましたら、左側ペインから【プライバシー、検索、サービス】を選択します。

🥉手順③：『プライバシー、検索、サービス』の画面が表示されましたら【閲覧データをクリア】を選択します。

🥉手順④：『閲覧データを削除する』が表示されましたら、時間の範囲を【すべての期間】に指定し【Cookieおよびその他のサイトデータ】に、チェック☑を入れて【今すぐクリア】をクリックします。

『Cookieおよびその他のサイトデータ』を削除するとログイン中のすべてのサイトからサインアウトします。

③拡張機能の見直し

Edgeの拡張機能は、ブラウザの基本機能だけでは足りない機能を補完し、より便利にブラウジングできるようになりますが、拡張機能（アドオン）を入れすぎると、Edgeのパフォーマンスに悪影響を与えます。

🥉手順①：Microsoft Edgeを起動して右上の三点リーダー【…】をクリックします。

🥉手順②：次にメニューの中から【拡張機能】を選択します。

🥉手順③：インストール済みの拡張機能の一覧から使用頻度が低い項目または全ての拡張機能をOFFにします。

④スタートアップブーストを有効化する方法

Microsoft Edgeの『スタートアップブースト』を有効すると、Edgeの起動速度を高速化することができます。

Microsoft Edgeの『スタートアップブースト』を有効化にすると、32MBのメモリが消費されるため、メモリ容量が少ないPCでは、PC全体のパフォーマンスが低下する可能性があります。

🥉手順①：Microsoft Edgeの設定画面を開きます。

Microsoft Edgeの設定画面の開き方は前章の「Edgeの設定画面の開き方」で紹介しています。

🥉手順②：Microsoft Edgeの設定画面を開きましたら、左側ペインから【システムとパフォーマンス】を選択します。

🥉手順③：システムとパフォーマンスの一覧から【スタートアップブースト】を選択します。

🥉手順③：『システムとパフォーマンス』の画面上の右上の【スタートアップブースト】の項目を【ON】にします。

⑤スリーブタブを活用する方法

Microsoft Edgeのスリープタブ機能は、複数のタブを開いてる時に、使われていないタブを一時的にスリープ状態にすることで、CPUやメモリのリソースを解放して、ブラウザの速度を向上させる機能です。

使用していないタブをスリープ状態にすることにより、メモリのリソースが解放され、アプリケーションの起動速度や使用しているタブの表示速度が改善されます。

🥉手順①：Microsoft Edgeの設定画面を開きます。

Microsoft Edgeの設定画面の開き方は前章の「Edgeの設定画面の開き方」で紹介しています。

🥉手順②：Microsoft Edgeの設定画面を開きましたら、左側ペインから【システムとパフォーマンス】を選択します。

🥉手順③：システムとパフォーマンスの画面が表示されましたら【パフォーマンス】を選択します。

🥉手順④：パフォーマンスの一覧が表示されましたら【スリーブタブでリソースを保存する】を、ONにします。

⑥グラフィックアクセラレータを有効化する方法

グラフィックアクセラレータ（GPUレタリング）を使用すると、Youtubeやニコニコ動画などの動画再生やアプリケーションの画像処理を、グラフィック処理装置（GPU）が行うようになり、その結果CPUの負荷が下がり、ブラウザの安定動作に繋がります。

🥉手順①：Microsoft Edgeの設定画面を開きます。

Microsoft Edgeの設定画面の開き方は前章の「Edgeの設定画面の開き方」で紹介しています。

🥉手順②：Microsoft Edgeの設定画面を開きましたら、左側ペインから【システムとパフォーマンス】を選択します。

🥉手順③：『システムとパフォーマンス』が表示されましたら【グラフィックアクセラレータ】を選択します。

🥉手順④：システムが表示されましたら【使用可能な場合はグラフィックアクセラレータを使用すると【ON】に設定します。

⑦Microsoft Edgeを最新バージョンに更新する方法

Microsoft Edgeは、定期的にバージョンアップされ、パフォーマンスの向上やバグの修正・セキュリティの強化・ブラウザ機能の改善などが行われます。

Microsoft Edgeは、Windows Updateを通じて自動的に、最新バージョンに更新されますが、まれにWindows Updateで更新されていないことがあります。

Microsoft Edgeを手動で最新バージョンに更新する方法と、バージョンを確認する方法を紹介します。

🥉手順①：Microsoft Edgeの設定画面を開きます。

Microsoft Edgeの設定画面を開き方は前章の「Edgeの設定画面の開き方」で紹介しています。

🥉手順②：Microsoft Edgeの設定画面を開きましたら、左側ペインから【Microsot Edgeについて】を選択します。

■Microsoft Edgeのバージョン確認と、バージョンが古い場合は、手動でバージョンアップすることができます。

⑧Microsoft Edgeの設定をリセットする方法

Microsot Edgeの設定をリセットすると、Edgeの設定は初期状態に近い状態に戻るため、ブラウザの不具合やパフォーマンスが、改善される場合があります。

🥉手順①：Microsoft Edgeの設定画面を開きます。

Microsoft Edgeの設定画面の開き方は前章の「Edgeの設定画面の開き方」で紹介しています。

🥉手順②：Microsoft Edgeの設定画面を開きましたら、左側ペインから【設定のリセット】を選択します。

🥉手順③：『設定のリセット』から【設定を復元して規定値に戻します】の【>】をクリックします。

🥉手順④：『設定のリセット』画面では【リセット】をクリックします。

⑨Microsoft Edgeを修復する方法

Microsoft Edgeの修復とは、ブラウザが正常に動作しない場合に、ブラウザのデータと設定には影響を与えずに、アプリの修復を行います。

🥉手順①：Windows11のタスクバーの【スタート】ボタンをクリックします。

🥉手順②：スタートメニューが表示されましたら【設定】を選択します。

🥉手順③：設定が表示されましたら、左側ペインから【アプリ】を選択します。

🥉手順④：アプリの画面が表示されましたら【インストールされているアプリ】を選択します。

🥉手順⑤：アプリの一覧が表示されましたら『Microsoft Edge』の右側の三点リーダー【…】をクリックし、メニューから【更新】を選択します。

🥉手順⑥：ユーザーアカウント制御が表示されましたら【はい】をクリックします。

🥉手順⑦：Microsoft Edgeの修復画面が表示されましたら【修復】をクリックします。

🥉手順⑧：Microsoft Edgeのダウンロードが完了するまで待ちます。

🥉手順⑨：Microsoft Edgeのインストールが完了するまで待ちます。

■Microsoft Edgeの修復インストールが完了すると、自動的にBingのサイトが表示されます。

⑩ハードウェアのリソース不足を解消する方法

私が所有しているサブPCのノートパソコン（レノボのideapad330-15AST）は、PCスペックが低いためMicrosoft Edgeの動作も遅くて不安定な状態です。

PCスペックが低いパソコンでは、CPUやメモリのリソース不足が発生しやすく、ブラウザの動作も遅くなります。

（レノボのideapad330-15AST）

（レノボのideapad330-15ASTのPCスペック）

ハードウェア構成
CPU	AMD-E2-9000：1.8Ghz
メモリ	4GB
グラフィックス	Radeon R2 グラフィクス

レノボのideapad330-15ASTのタスクマネージャーを見ると、Windows11を起動後しばらくの間は、CPUとメモリの使用率が高い状態です。

この状態で、Microsoft Edgeを使用すると、起動時間も遅くWebページが表示されるまで、暫く待たされることになります。

（レノボのideapad330-15AST）

パソコンの電源を入れて暫く間や、複数のタスクを実行しているときは、CPU使用率は100%になり、アプリケーションの起動や、Webブラウジングの速度も遅くなります。

（レノボのideapad330-15AST）

レノボのideapad330-15ASTのメモリ容量は、4GBと少ないので、Microsoft Edgeを使用するときは「タスクを複数実行しない」「タブを複数開かない」などのPCの使い方に工夫する必要があります。

（レノボのideapad330-15AST）

CPUとメモリのリソース不足を解消してブラウザを軽くする方法

パソコンのスペックが不足していると、CPUやメモリのリソース不足が頻繁に起こるため、ブラウザの動作も遅くなります。

CPUやメモリのリソース不足を解消することが、Microsoft Edgeの動作を軽くすることに繋がります。

CPUやメモリのリソース不足を解消して、パソコンの動作を軽くする方法は、別の記事「Windows11を高速化して重い遅いPCを軽くする方法」で紹介していますので、参考にしてみてください。

■Windows11を高速化して動作を軽くする方法を別の記事で詳しく紹介しています。

Windows11の動作を軽くする方法11選

別の記事「Windows11を高速化して重い遅いPCを軽くする方法」は、この下のブログカードから、アクセスすることができます。

①不要なタスクを終了する：おすすめ！
②バックグラウンドアプリの調整とパフォーマンス：おすすめ！
③CPUのカスタマイズ：上級者向け！
④プログラムのスタートUP登録を解除：おすすめ！
⑤サービスの自動起動を無効化：おすすめ！
⑥システムストレージを高速化する方法：上級者向け！
⑦HDDのデフラグ・SSDのTRIMコマンド：おすすめ！
⑧不要なファイルとアプリケーションの削除
⑨アニメション効果と視覚効果をOFFにする
⑩仮想メモリの最適化：おすすめ！
⑪プリフェッチとスーパープリフェッチのカスタマイズ：上級者向け！

■Windows11を高速化して動作を軽くする方法を別の記事で詳しく紹介しています。

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