Windows11とOfficeをもっと詳しくもっと丁寧に
新着情報はこちら

Excel表の行と列を入れ替えて貼り付ける方法を詳しく解説!

Excel基本操作
記事内に広告が含まれています
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
ヒューマンアカデミー通信講座[たのまな]

Excelで作成した表を後から「行と列は逆の方が良かった」または「別資料として行と列を入れ替えて作り直したい」と思われたことはないでしょうか?そんな時、最初から表を作り直すと手間がかかります。表の行と列の入れ替えは、Excelの機能で行うことができます。

この記事は次のような人におすすめ

★Excelで作成した表の行と列を入れ替えたい
★書式を指定して行と列を入れ替える方法が知りたい

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

Excel表の行と列を入れ替える時の注意点

表の行と列を入れ替えるには「コピー&ペースト」の機能を利用した際に表示される「貼り付けオプション」から、簡単に表の行と列を入れ替えることができます。

表の行と列を入れ替えると、元のセルの書式を引き継ぐため罫線の表示ズレや、数式の参照先のズレが発生することがあります。

表に関数などの複雑な数式を適用している場合は、行と列を入れ替え後に数式の参照先がズレていないか確認しておきましょう。

表の行と列を入れ替えた時の書式と数式について!
①行と列を入れ替えた表は、元の表のセルの書式を引き継ぐ
②列の幅や行の高さは引き継がれない
③セルの統合がされている表でも対応できる
④数式の参照先も自動的に調整される
⑤複雑な数式を適用している表は、数式の参照先がズレる場合がある

表の行と列を入れ替える方法

今回は例として、下図の在庫管理表(合計にSUM関数を使用)を「コピー&ペースト」の機能を利用して、表の行と列を素早く入れ替える方法を紹介します。

行と列を入れ替える

★商品名(家電):行➡列
★日付(西暦):列➡行

🥉手順①:行と列を入れ替える表を、範囲選択(例:セル【A2:F7】)し、ショートカットキ【Ctrl】+【C】を押して表をコピーします。

🥉手順②:表の貼り付け先のセルを選択(例:【A9】)します。

🥉手順③:『ホーム』タブを選択し、クリップボードグループ内の【貼り付け】の【v】下向き矢印をクリックします。

🥉手順④:貼り付けオプションの一覧から【行/列の入れ替え】を選択します。

行と列を入れ替えた表は、元の表のセルの書式を引き継ぎます。

🥉手順⑤:表の行と列が入れ替わり、貼り付けることができましたら【Esc】キーを押して元の表の点線を消します。

■次に🥉手順⑥以降の作業を実行して、行/列を入れ替えた表と元の表を入れ替えます。

🥉手順⑥:元の表を範囲選択します。

🥉手順⑦:『ホーム』タブを選択します。

🥉手順⑧:編集グループ内の【クリア】を選択します。

🥉手順⑨:『クリア』の一覧が表示されましたら【すべてクリア】を選択します。

■元の表が削除されましたら、🥉手順⑩以降の作業を実行して、行と列を入れ替えた表を元の表の位置に移動します。

🥉手順⑩:行と列を入れ替えた表を選択し、マウスカーソルを表の縁に移動すると【✚】十字マークに変わりますので、その状態でドラッグして元の表があった場所に移動します。

🥉手順⑪:行と列を入れ替えた表と元の表が入れ替わりましたら、セルの何もない箇所をクリックし表の選択を解除します。

■表の行と列を入れ替えることができました。

行と列を入れ替えた表と、元の表を横に並べて比較すると、商品名(家電)と日付(西暦)の位置と、合計の位置が変更されていることが確認できます。

行と列の入れ替え完了

★商品名(家電):行➡列
★日付(西暦):列➡行

■Excelで行や列を移動する方法は別の記事で詳しく紹介しています。

■この記事を見た方にお勧めの商品

書式を指定して行と表の行と列を入れ替る方法

表の行と列を入れ替える時、書式で引き継ぎたい項目や、引き継ぎたくない項目がある場合は、個別に形式を選択して表の行と列を入れ替えることができます。

書式を指定して行と列を入れ替える手順
  • STEP1
    形式を選択して行と列を入れ替える
  • STEP2
    表に罫線を引く
  • STEP3
    罫線のスタイルを変更する

表の罫線に、二重線や点線などを適用した状態で行と列を入れ替えると、スタイルを変更した罫線の位置が正しく引き継ぐことができません。

■下図の例では、合計の上部の罫線が二重線に設定されています。

罫線のスタイルを変更している場合は、形式を選択して行と列を入れ替えてから、罫線を引き直す作業が必要になります。

罫線のスタイルを変更した状態で行と列を入れ替えると、下図の赤い矢印のように不自然な状態で罫線が表示されます。

①形式を選択して行と列を入れ替える

表の罫線のスタイルを変更した状態で、行と列を入れ替える方法を詳しく解説します。

🥉手順①:行と列を入れ替える表を、範囲選択(例:セル【A2:F7】)し、ショートカットキ【Ctrl】+【C】を押して表をコピーします。

🥉手順②:表の貼り付け先のセルを選択(例:【A9】)します。

🥉手順③:『ホーム』タブを選択し、クリップボードグループ内の【貼り付け】の【v】下向き矢印をクリックします。

🥉手順④:貼り付けオプションの一覧から【形式を選択して貼り付け】を選択します。

🥉手順⑤:『形式を選択して貼り付け』のダイアログボックスが表示されましたら『貼り付け』の一覧から【罫線を除くすべて】を選択し【行/列の入れ替え】に、☑チェックを入れて【OK】をクリックします。

■罫線を除くすべての書式や数式を引き継いだ状態で、表の行を列を入れ替えることができました。

②表に罫線を引く

今回は例として、行と列を入れ替えた表に、罫線を引き直す作業を行います。

🥉手順①:行と列を入れ替えた表を選択します。

🥉手順②:『ホーム』タブを選択し、フォントグループの【罫線】の【v】下向き矢印をクリックします。

🥉手順③:罫線の一覧が表示されましたら【格子】を選択します。

■行と列を入れ替えた表に罫線を引くことができました。

③罫線のスタイルを変更する

行と列を入れ替えた表に、元の表と同じように罫線のスタイルを適用します。

■今回は例として、合計の列の左側に二重線を引き直します。

🥉手順①:罫線のスタイルを適用するセルを選択(例:【F9:F14】)します。

🥉手順②:『ホーム』タブを選択し、フォントグループの【罫線】の【v】下向き矢印をクリックします。

🥉手順③:罫線の一覧が表示されましたら【その他の罫線】を選択します。

🥉手順④:セルの書式設定が表示されましたら『罫線』のタブが選択されていることを確認し『線のスタイル』の一覧から任意の線を選択し、罫線のを挿入する位置を指定して【OK】をクリックします。

■今回は例として、二重線を指定したセル(例:【F9:F14】)の左側に引くように設定しました。

■書式を指定して行と列を入れ替えることができました。

🥉手順⑤:元の表の位置に、行と列を入れ替えた表を置き換えます。

■Excelで行や列を移動する方法は別の記事で詳しく紹介しています。

■この記事を見た方にお勧めの商品

MITSUHIKO
MITSUHIKO

最後まで読んでいただきありがとうございます!