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悪意のあるソフトウェア削除ツール(MSRT)の使い方!

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Windows11に搭載されている「悪意のあるソフトウェア削除ツール」は、アプリの一覧には表示されていませんので『ファイル名を指定して実行』から起動して使います。Windows11に搭載している「悪意のあるソフトウェア削除ツール」の起動方法と使い方を紹介します。

この記事は次のような人におすすめ

★悪意のあるソフトウェア削除ツール(MSRT)について知りたい
★悪意のあるソフトウェア削除ツールの起動方法と使い方が知りたい
★マルウェアからパソコンを保護したい
★不正なソフトウェアをパソコンから削除したい

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悪意のあるソフトウェア削除ツールとは?

悪意のあるソフトウェア削除ツール(MSRT)は、マイクロソフトがWindows向けに無料配布しているツールで、パソコン内に潜む、マルウェア・ウイルス・ワームなどを、コンピュターから検出し除去することができるツールです。

悪意のあるソフトウェア削除ツール(MSRT)は、常駐せず、呼び出した時だけ起動し、スキャンが完了したら終了するためCPUやメモリのリソースに影響しません。

■MSRT(Malicious Software Removal Tool)

Windows11に標準で搭載している「悪意のあるソフトウェア削除ツール」(MSRT)は、Windows Updateで毎月更新されます。

悪意のあるソフトウェア削除ツール(MSRT)は、限定的な駆除機能市販されているウイルス対策ソフト(セキュリティソフト)の代わりににはらならず、それを補完するツールになります。

Windows悪意のあるソフトウェア削除ツール(MSRT)により、流行しているマルウェアからWindowsコンピュターを保護できます。

MSRTは、脅威を検出して削除し、これらの脅威によって加えられた変更を元に戻します。

MSRTは、通常、Windows Updateの一部として毎月リリースされるほか、ここでスタンドアロンツールとしてダウンロードすることもできます。

引用元マイクロソフト公式サイト
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悪意のあるソフトウェアと目的とは?

悪意のあるソフトウェア(マルウェア)とは、コンピューターに侵入し、個人情報の搾取、システムやファイルの破損、端末の遠隔操作、金銭(身代金)の要求なとを目的とした悪質なプログラムの総称です。

コンピューターウイルス

コンピュターウイルスの主な感染経路は、メールの添付ファイル、悪意のあるWebサイトの閲覧、不正なアプリやファイルのダウンロードを行うことでコンピューターに侵入し、システムの破壊やファイルの破損、個人情報の流出などの被害を起こします。

ランサムウェア

感染したコンピューターを暗号化したり、システムをロックしたりして使用不能にし、元に戻すことと引き換えに金銭(身代金)を要求する悪質なマルウェアです。

スパイウェア・キーロガー

スパイウェアとは、コンピューターに不正侵入し、ユーザーの個人情報の収集や行動を監視し、外部に情報を送信する不正なプログラムです。

ワーム

ワームは、自己増殖機能を持ち、ネットワーク経由でユーザーのパソコンに感染し、端末の乗っ取りや情報の搾取を行うマルウェアの一種で、他のコンピューターに感染を広げる悪質なマルウェアです。

トロイの木馬

トロイの木馬は、Webサイトやメール、正常なソフトウェアを装って、ユーザーのPCに侵入し、個人情報の搾取や、端末にバックドアを設置し、システムの乗っ取りなどを行うマルウェアの一種です。

アドウェア

アドウェアは、無料ソフトに付随して、ユーザーの同意なしに、広告を表示することで、収益を得ることを目的としたプログラムです。

ボット

ボットとは、ソフトウェアの脆弱性を悪用したり、電子メールの添付ファイルや悪意のあるWebサイトを通じて、コンピューターに侵入し端末を遠隔操作を実行したり、個人情報を搾取するウイルスです。

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悪意のあるソフトウェア削除ツール(MSRT)の操作方法の流れ

悪意のあるソフトウェア削除ツール(MSRT)は、アプリの一覧表には表示されていませんので『ファイル名を指定して実行』から、コマンドを入力することで使えるようになります。

悪意のあるソフトウェア削除ツールの操作手順
  • STEP1
    『ファイル名を指定して実行』からMSRTを起動する
  • STEP2
    オペレーティングシステムのスキャンを実行する
  • STEP3
    MSRTををタスクバーにピン止めする

悪意のあるソフトウェア削除ツール(MSRT)の使い方

「悪意のあるソフトウェア削除ツール」(MSRT)を使用すると、マルウェア・ウイルス・ワームなどから、パソコンを保護することができます。

Windows11で、悪意のあるソフトウェア削除ツール(MSRT)の起動方法と使い方について詳しく解説します。

🥉手順①:キーボードの【Win】+【R】を押して『ファイル名を指定して実行』を呼び出し『検索ボックス』に【mrt.exe】と入力して【OK】をクリックします。

🥉手順②:ユーザーアカウント制御が表示されましたら【はい】をクリックします。

🥉手順③:「Microsoft Windows 悪意のあるソフトウェア削除ツールの開始」の画面が表示されましたら【次へ】をクリックします。

■悪意のあるソフトウェア削除ツール(MSRT)が起動しました。

🥉手順④:スキャンの種類の画面が表示されましたら『スキャンの種類』を選択して【次へ】をクリックします。

スキャンの種類

★クイックスキャン:主に感染しやすい場所をスキャンします。
★フルスキャン:システム全体をスキャンします。
★カスタムスキャン:ファイルやフォルダー単位でスキャンします。

(スキャンの種類を選択する画面)

クイックスキャンかフルスキャンで迷ったときは

通常は「クイックスキャン」を実行します。

Windowsに不具合(フリーズ・ブルースクリーン)が発生している時は「フルスキャン」を実行します。

フルスキャンを実行するとスキャンが完了するまでの時間が長くなります。

■スキャンが終了するまで待ちます。

🥉手順⑤:スキャンが完了しましたら【完了】をクリックします。

次回から、いつでも使えるように「悪意のあるソフトウェア削除ツール」を、タスクバーにピン止めしておくことをおすすめします。

悪意のあるソフトウェア削除ツール(MSRT)を『タスクバーにピン止め』する方法は、次の章で詳しく紹介しています。

MSRTをタスクバーにピン止めする方法

悪意のあるソフトウェア削除ツール(MSRT)を、タスクバーにピン止めしておくと、次回からタスクバーのMSRTのアイコンから起動することができます。

悪意のあるソフトウェア削除ツール(MSRT)が起動している状態で、タスクバーにピン止めします。

おすすめの操作手順
  • STEP1
    悪意のあるソフトウェア削除ツールを起動する
  • STEP2
    タスクバーにピン止めする
  • STEP3
    アプリケーションを終了する

🥉手順①:キーボードの【Win】+【R】を押して『ファイル名を指定して実行』を呼び出し『検索ボックス』に【mrt.exe】と入力し【OK】をクリックします。

🥉手順②:ユーザーアカウント制御が表示されましたら【はい】をクリックします。

■悪意のあるソフトウェア削除ツール(MSRT)が起動します。

🥉手順③:悪意のあるソフトウェア削除ツール(MSRT)が起動している状態で、タスクバーに表示されている「悪意のあるソフトウェア削除ツール」のアイコンを右クリックして、コンテキストメニューから【タスクバーにピン留めする】を選択します。

🥉手順④:悪意のあるソフトウェア削除ツール(MSRT)を、タスクバーにピン止めしましたらスキャンが完了している場合は【完了】をクリック、起動直後は【×】ボタンをクリックしてMSRTを閉じます。

■市販のセキュリティソフトの機能や価格について別の記事で詳しく紹介しています。

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